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プロ野球の球団職員を徹底解説!新卒採用はあるの??
皆さんはプロ野球観戦に行ったことがありますか?
観戦に行くと、イベントの実施や沢山のグッズ販売がおこなわれていることに気が付くと思います。
こうしたイベントやグッズ販売は、各球団の職員の方々によって支えられています。この記事では、そんな球団職員の仕事内容や新卒採用について解説していきます。
「将来はプロ野球に関わる仕事がしたい!」
そう考えている学生の方必見となっておりますので、どうぞ最後までお付き合いください。
球団職員はどんな仕事をしているの?
プロ野球の球団職員は、いったいどんな仕事をおこなっているのでしょうか。今回は多数の球団で新卒採用が行われている業務をご紹介していきます。
マーケティング・企画
まず初めにご紹介するのは、マーケティング・企画部です。マーケティングとは、商品やサービスがより売れるようにする活動のことを指します。
沢山の業界でマーケティング・企画は行われていますが、プロ野球球団では主にファンの方や集客数の増加を目的としたサービス作りをおこなっています。例えば、ファンクラブ企画やイベント・演出の作成などです。グッズの企画やデザイン、販売、管理などグッズに関する様々なことを一貫しておこなうこともあります。
広報
続いては広報部についてご紹介します。広報部では、商品やサービスの認知度・企業ブランドを構築すべく様々な面から情報発信をおこなっています。
具体例を挙げると、イベントやグッズのプレスリリースの作成やメディアの取材対応などです。
その他、現在ほとんどの球団がXやInstagram、Tik TokなどのSNSを活用しています。こういったSNSのコンテンツ作成をおこなったりするのも広報活動の1つです。
営業
業界問わずほとんどの企業で重要とされている営業部ですが、もちろんプロ野球球団でも大切な業務になります。営業とは、顧客に商品やサービスを購入してもらえるように働きかける仕事のことです。
プロ野球業界では、例えば年間シートを購入してもらえるようにアプローチをしたり、スポンサーの方々に向けた業務などを行っています。
アナリスト
最後にアナリストについて紹介していきます。アナリストとは、データを活用してチームの勝利をサポートする仕事のことです。データを計測・収集して分析し、その結果得られた情報を選手や監督・コーチに伝えて練習や相手チームへの対策に役立てます。試合中に支持を出すこともあるようです。
使うデータは自チームの選手情報や過去の試合結果、相手チームの情報だけでなく試合当日の会場や気候に関する情報なども扱います。
以上が主な業務内容になります。球団によって他にもたくさんの業務を募集しているため、気になる球団をぜひ調べてみてください。
新卒採用・働き方について
続きまして、採用や働き方に関する疑問に回答していきます。
新卒採用はおこなっているの?
一部募集をしていない球団もありますが、現在多くの球団が職員の新卒採用を実施しています。
各球団の公式ホームページに新卒採用サイトがあったり、マイナビなどの募集まとめサイトに記載があったりと各球団によってさまざまな形で募集をおこなっています。
新卒で就職する人はどのくらいいるの?
球団職員は中途採用として入団する人が多い傾向にありますが、新卒で採用される人も一定数います。
東北楽天ゴールデンイーグルスでは、採用された職員のうち約15%が新卒で入団した人だそうです。
男女比・年齢
現状では、男性の方の割合が高いです。しかし最近は女性の職員も増えてきており、埼玉西武ライオンズでは過去3年間で入団した人の男女比は3:2となっています。
また年齢に関しては30代を平均年齢とし、実際に働いている人の割合も30代が最も高い球団が多いです。
20代で働いている人も多く、年齢の若い人たちも活躍できる環境が整っています。
野球未経験でも大丈夫?
野球未経験者も応募を歓迎している球団がほとんどです。
東北楽天ゴールデンイーグルスは、球団職員の約30%が野球未経験であり、プロ野球にも詳しくないというデータが採用サイトに掲載されています。
球団職員は確かに野球に関わる仕事ですが、エンターテインメント事業と総括してとらえている人も多くそれぞれの力を活かして活躍しています。
球団職員の1日
球団職員は基本的に社会人と同じように朝の9時頃に出社し夕方6時頃に帰宅するといったスケジュールですが、試合が入っているときは勤務時間が大きくずれることになります。ナイターゲームがおこなわれる日は午後1時出社で夜の10時に帰宅するなど日によって働く時間が変わることとなるでしょう。
また、土日に試合が行われる場合は出勤となりますが、その分試合のない平日が休みになるなど臨機応変な出勤体制が必要となります。
業務内容によってはフレックスタイム制やリモートワークを導入している球団もあり、比較的柔軟な勤務形態となっています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
多くの球団が職員の新卒採用をおこなっており、その業務内容は多岐にわたります。この記事で、プロ野球の球団職員について少しでも理解していただけたら幸いです。
当サイトではスポーツ業界に関する様々な記事を多数公開しているため、ぜひご覧ください。
【参考】
横浜DeNAベイスターズ https://www.baystars.co.jp/recruit/
東京ヤクルトスワローズ https://tenshoku.mynavi.jp/jobinfo-92346-3-5-1/#jobInfo1
千葉ロッテマリーンズ https://www.marines.co.jp/corp/careers/
福岡ソフトバンクホークス https://www.softbankhawks.co.jp/ex/recruit/index.html
東北楽天ゴールデンイーグルス https://www.rakuteneagles.jp/recruit/about/
埼玉西武ライオンズ https://www.seibulions.co.jp/recruit/