就職活動の際や、将来について考えを深める際にぜひ参加したいインターン。 皆さんは実際にどの…
【学生必見】就活の必勝法!新卒カードを無駄にしない就職活動とは
学生のみなさんは「新卒カード」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか?
新卒カードとは、日本の就活市場において新卒が非常に有利であることを示す言葉です。
実際に何かカードが発行されるのではなく、日本の新卒就職活動の実態を表す言葉として使われています。
「新卒カード」が示す期間は、大学を卒業するまでであり、卒業してしまうと「既卒」や「第二新卒」と呼ばれる部類に括られてしまいます。つまり、就活に圧倒的に有利な「新卒カード」が使えるのは、人生で一度きり。大学を卒業するまでの期間だけ使えるカードなのです。
そうなれば、「新卒カード」を有効活用し「就職活動を成功させたい」「いい会社に入っていいキャリアを築きたい」と考えることは当然でしょう。
今回は、その一回のチャンスを活かすため、新卒の就職活動の流れや各時期でのやるべきこと・ポイントをご紹介します。
【7つのステップ】就活の流れ
就職活動は以下の7つのステップで進んでいきます。
【就活準備期間】Step1:自己分析・業界研究・企業研究
⇩ Step2:企業リストアップ
⇩ Step3:インターンシップへの参加
【就職活動】 Step4:説明会参加
⇩ Step5:エントリーシート、履歴書作成
⇩ Step6:エントリー、筆記試験、面接
⇩ Step7:内定
就職活動をする前の多くの学生は、Step4以降が就職活動だと理解していることが多いですが、そこまでにも多くの準備が必要です。
就活を始めるタイミング
では、上記のステップをいつから開始させればいいでしょうか。
企業にもよりますが、大学3年生の4月ごろから新卒採用を見据えたサマーインターンや仕事体験等の情報がオープンします。どの業界のインターンシップに参加するか検討するには事前に業界研究や自己分析を行い、ある程度「就活の軸」を考えておく必要があります。
つまり、大学2年生の1月~大学3年の4月ごろまでにStep1・2を終わらせておくとスムーズに就活をスタートできるでしょう。
そして、大学3年の夏から秋・冬にかけて各企業のインターンシップに参加し企業の雰囲気や業務内容を理解しましょう。
インターンシップから直接選考に繋がり、内定を出す企業もあるのでインターンシップの参加は強くおすすめします。
インターンシップなどの就活準備期間を経て、就活が本格的にスタートのは大学4年生になる直前の3月になります。この時期に企業説明会や新卒採用のエントリーが開始される企業が多いですが、業界や企業によってはそれより早いタイミングで選考が行われる場合もあります。各業界や企業のエントリーページや採用情報の更新に注意しながらエントリーを始めましょう。
Step1:自己分析・業界研究・企業研究
ここからは各ステップの説明とポイントをご説明します。
まず、自分自身の理解と希望する業界・企業の理解を深めることは就活の第一歩と言えるでしょう。
業界研究・企業研究はその業界・企業と自分のキャリア志向がマッチしているのかを知り、志望動機の具体性を高めるために行います。大手就活サイトで調べるだけでなく、企業のHPや説明会、OB・OG訪問などでその業界・企業を知ることが重要です。
自己分析とは端的に言うと「自分の性質を理解する」ことです。自己分析をしておくことで「自分の仕事選びの軸」と「自分自身のこと」を明確にすることができます。
自己分析の方法は、いくつかあるので詳しく見ていきましょう。
モチベーショングラフを書く
その名の通り、これまでの人生におけるモチベーションの上り下がりをグラフで視覚化します。
モチベーショングラフを作成することで自分のモチベーションの源泉やモチベーションが下がる要因が把握でき、就活の軸を決めることに役立ちます。また、志望動機や自己PRの作成にも説得力が増すでしょう。
ここでのポイントは、「何がモチベーションを高めた(下げた)」のかを見つけ、言語化することです。モチベーションの源泉をしることで自分の性格や価値観がより理解できるでしょう。
自分史を作る
これまでの人生で印象的だった出来事や人生の転換点を年表のように書き出し、「自分の歴史年表」を作ります。
自分史を作成することで、これまでの人生を客観的に振り返り、自分の強みや弱みなどを再認識することができます。
ここでのポイントは、一つ一つの出来事をなぜそうなったのか、その時の感情や得られた経験・能力など深堀りしていくことです。深堀りすることで自分の性質や価値観が理解でき、自己認識の解像度が高まります。
自己分析ツールを使う
マイナビやリクナビなど大手就活サイトの自己分析ツールを活用し、自己分析をする方法です。これらのツールは性格診断と同時に、自分の性格にマッチした業界や職種を示してくれるため、仕事選びの軸を決めるのに役にたちます。
また、MBTI診断を利用することも自己分析には役立ちます。4文字のアルファベットで表される診断結果だけでなく、例えば「外交性と内向性のパーセンテージがどの程度なのか」などの細部の診断結果に注目し、自分にどんな特性があるのか分析しましょう。
そして、その分析を言語化しておくことも重要です。面接では、自分のパーソナリティに関して問われることが多々あるのでしっかりと言語化し相手に伝えられる状態にしておきましょう。
Step2:企業リストアップ
自己分析と業界・企業分析が終わったら具体的に自分の気になる企業をリストアップしてみましょう。
20社を目安にリストアップしてみてください。ひとつひとつの企業の採用情報、エントリー情報をチェックしながら就活を進めなければならいので企業一覧などを作成し、漏れなくチェックできるようにしておきましょう。
Step3:インターンシップ参加
リストアップした企業がインターンシップを募集していれば、積極的に参加しましょう。
インターンシップに参加することで業界への理解が深まり、就活の具体性がより高まるでしょう。
インターンシップに参加するメリットやポイントは以下の3記事でまとめておりますので、ぜひご覧ください。
Step4:説明会参加
次に、リストアップした企業の説明会に参加しましょう。
企業の選考に参加するには、説明会→エントリーの流れが多く、選考に参加するためにまず説明会へ参加しましょう。
また、「具体的な企業が決まっていない」や「就活の方向性が定まらない」などの場合は様々な企業が集まる合同説明会に参加することもおすすめです。
説明会に参加することで業界への理解や社員の雰囲気を知ることができます。
以下の記事で説明会に参加するときのポイントをまとめておりますのでぜひご覧ください。
Step5:エントリーシート、履歴書作成
エントリーする企業が決まったらエントリーシートの作成や履歴書の作成に取り掛かりましょう。
エントリーシートとは、企業によって異なりますが大きく分けると「受験者の個人情報」と「企業からの質問」の2つに分けられます。
企業からの質問では志望動機、学生時代に力を入れたこと(通称:ガクチカ)や自己PRなどがよく聞かれます。以下の記事でエントリーシートの詳細やポイントがまとめてありますのでぜひご覧ください。
Step6:エントリー、筆記試験、面接
エントリーシート、履歴書の作成が完了したら、実際に企業にエントリーをして選考スタートとなります。
多くの企業では提出されたエントリーシート、履歴書をもとに書類選考→筆記試験→グループワークor面接(複数回)→内定の流れで選考が進んでいきます。
企業によって順番が前後する場合や、筆記試験がない場合など様々です。
選考に参加する企業の選考の流れは、採用ページや説明会等で説明があるのでしっかりと把握し対策しましょう。
筆記試験
多くの企業で筆記試験が行われます。筆記試験は主に能力検査と適性検査に分けられ、企業の選考基準によって適正検査のみ行われる場合もあります。
企業が筆記試験を行う目的は、学生の基礎的な能力の把握と職場における適正判断です。
現在は、Web上での試験も増えており、自宅で受験することも多くあるでしょう。受験は1回に限られているので自宅でのインターネット環境を事前に整備して落ち着いて受験できる環境を作っておきましょう。
面接
就活を始める段階で、面接に慣れている人はあまり多くないでしょう。慣れていないことをするときは準備が非常に大切です。
質問を想定した返答を考えることや模擬面接等で準備することが必要になります。
面接対策の詳細は下記の記事でご説明しているのでぜひご覧ください。
Step7:内定
企業の選考を通過し、企業があなたを採用する意思が決定すると内定となります。
内定は就活のゴールと言えますが、同時に長い社会人生活のスタートラインに立つことができたとも考えられます。
内定後も、内定者を対象に内定式や懇親会など企業によって様々な内定者フォローがあります。どのようなことが行われるのか以下の記事で詳しく説明しておりますので、ぜひご覧ください。
まとめ
いかかでしたか。
ここまで「新卒カード」を無駄にしない、就活の流れとポイントを説明してきました。
しかし、必ずしもこのステップ通りに進めなくてはいけないわけではありません。
就活をしている途中で、「就活の軸」が変わることは十分考えられます。その場合は、もう一度業界分析や企業分析を行い就活を進めましょう。また、選考が思うように進まずもう一度企業リストアップからスタートすることも考えられるでしょう。
いづれの場合も、納得感のある就活にするためには途中で一度立ち戻ることを躊躇せず、就活をストップさせないことです。
人生で一回の「新卒カード」を無駄にしないよう、上記のステップを頭に入れながら希望のキャリアを目指しましょう。
当サイトでは就職活動に関する様々な記事を多数公開しています。ぜひそちらも併せてご覧ください。
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