【新卒採用】自己PRは何を書けばいい?自分を最大限アピールする履歴書とは

【新卒採用】自己PRは何を書けばいい?自分を最大限アピールする履歴書とは

投稿日:2024年9月11日 更新日:2024年9月12日

コラム

就職活動をしていると、履歴書を書くタイミングが必ず訪れます。

多くの履歴書には自己PRを記入する欄があり、面接のタイミングでも自己PRを聞かれることは非常に多いです。

しかし、「自己PR欄に何を書けばいいのかわからない」「自己PRするようなことが思いつかない」と悩む人も多いでしょう。また自己PRする内容があったとしても上手くまとめることができないと、採用担当者に適切にアピールすることができません。

そこで今回は、履歴書での自己PRの書き方やポイントを解説します。

なぜ自己PRを書かせる?採用担当者が見ている点とは

なぜ、履歴書で自己PRを書かせるのでしょうか。

自己PRは自分のこれまでの経験や能力に基づき、企業に対して自分自身の人となりや価値観をアピールします。

一方、就職みらい研修所の「就職白書2022」によると新卒採用において企業が重視する項目の第一位は「人柄」です。

つまり、採用担当者は学生がどのような人柄なのかを見るために自己PRを書かせ、判断材料の一つとします。

自己PRを書く際は、企業が自分の人柄を見ていることを念頭に置き作成しましょう。

自己PRは何を書けばいい?

では、実際に自己PRに何を書けばいいでしょうか。

単純に自分の考える強みやアピールポイントを書くだけではいい自己PRとは言えないでしょう。

なぜなら先述の通り、企業は学生の「人柄」を見るために自己PRを書かせ、社風にマッチしているかや会社で活躍できる人材であるかを判断するからです。

つまり、自己PRには単に自分のアピールポイントを書くだけでなく、自分が企業が求める人物像にマッチしていることや能力や経験が業務で活かせることをアピールする必要があります。

そのためにも、志望する企業の職種や業務をよく研究しておくことが重要です。自分のアピールポイントとどうリンクするか考えながら業界・職種研究を行いましょう。

アピールする内容が思い浮かばないときは

ここまで自己PRに何を書けばよいのか解説しましたが、実際にアピールすること自体がなかなか思い浮かばない人もいるでしょう。もしあなたに、特別な実績や表彰経験があると自己PRは書きやすいかもしれません。

しかし、自己PRに特別な実績がある必要はありません。もちろん特別な実績がある場合は自己PRに活用できますが、先述の通り企業は学生の「人柄」を重視して選考しています。

実績はあくまで人柄を説明する理由付けに過ぎず、企業が求めている質問の本質的な意味にはあまり関係がありません。

自己PRのハードルを上げすぎず、等身大の自分をアピールすることを考えて作成しましょう。

以下に、アピールする内容が思い浮かばないときの対処法をいくつか紹介します。

1.短所を長所に変換しよう

短所を見つけることは簡単でも、長所を見つけることは難しいと感じる人は多いでしょう。しかし、短所と長所は表裏一体。考え方によってはあなたの短所は長所になります。

例えば、優柔不断は「物事をしっかり考え、あらゆる状況を想定し、慎重に物事判断することができる」と変換することができます。自分の長所がなかなか見つからない場合は短所を長所に変換してみてください。

(変換例:短所→長所)

自信がない→謙虚である

無計画→行動力がある

視野が狭い→集中力がある

流されやすい→協調性がある、適応能力がある

こだわりが強い→自分の意見を持っている、他人に流されない

気が弱い→相手の気持ちを尊重できる

せっかち→素早い判断ができる

2,他己分析

自分の強みはどんなところなのか、自分で考えてもなかなか思いつかない場合は、周りの人に聞いてみる他己分析をしてみるのも方法の一つです。

他人から意見を求めることで、自分では考えていなかったような一面を知ることができます。また、客観的な意見になるので自己分析よりも説得力があります。

ポイントは複数からフィードバックをもらい、その傾向を分析してみることです。フィードバックをもらうときは、相手がなぜそう考えたのか理由もしっかりと聞きましょう。

自己PRで使える事例を紹介

ここでは自己PRで使える事例をご紹介します。ここにある事例をヒントに自分の自己PRを考えてみてください。

・部活動:最後までやり遂げた経験や努力した経験、組織をまとめる経験など

・アルバイト:自分の任された立場でどのような経験をしたか、職場の課題をどう解決したかなど

・サークル:イベントの企画提案や運営の経験、円滑な組織運営のために貢献したことなど

・趣味:一つのことを長く継続した経験、趣味のために試行錯誤した経験など

・留学:留学生活を通して何を学んだか、苦労した経験から得られたことなど

その他、ボランティアや日常の些細な経験にも自己PRで使える事例はたくさんあります。

これまでの人生を振り返りながら、エピソードとなる事例を探してみてください。

自己PRの書き方

自己PRは文字数にも限りがあるため、簡潔かつ論理的に書く必要があります。そのため、以下の流れで作成し、よりよい自己PRにしましょう。

1,冒頭で結論を述べる

まず、「私の強みは~です」と冒頭で結論を述べましょう。冒頭に結論を述べることで、相手に伝わりやすい文章になります。結論→理由の順番で書くことでシンプルかつ論理的な文章になります。

2,結論を裏付けるエピソードを述べる

続いて、冒頭で述べた結論(アピールしたいこと)を裏付けるエピソードを述べましょう。例えば冒頭で「私の強みはリーダーシップです」と述べた場合、なぜそれが言えるのか理由付けする必要があります。自身のこれまでの活動や経験に基づいた具体的なエピソードと理由付けすることで、論理的かつ自己PRの信頼性が高まります。

3,仕事でどう活かせるのか述べる

アピールした内容が企業が求める人物像と異なっていると十分なアピールにはなりません。アピールした能力が実際の業務でどう活かすことができるのかを最後に述べましょう。

自己PRを書くときの注意点

1,手書きの場合は丁寧に

近年は、データでの履歴書提出が多くなっていますが企業によっては手書きで提出する場合もあります。手書きで書く場合は、相手が読みやすい丁寧な字で書きましょう。また、文字の大きさや文字間隔なども注意しましょう。

そして、誤字脱字がないように下書き等を行ってから記入することをおすすめします。

2,根拠をもとに論理的な文章になっているか確認

作成した自己PRは必ず読み返し、アピールしたいこととその根拠となるエピソードに論理性があるかしっかり確認しましょう。

また、漢数字とアラビア数字や年号表記が統一されているかなど細かい部分のチェックも忘れずに行いましょう。

3,面接時には1分間で言えるように

自己PRの内容は面接時に問われる可能性が高いです。自己PR欄に記入した内容を1分程度で伝えられるようにしておきましょう。

まとめ

いかかでしたか。

自分を最大限アピールできる履歴書にするは、「論理的かつ簡潔」さらに「企業が求める人柄」にマッチした自己PRを作成することが大切です。これまでの経験や日常の些細な出来事を振り返りながら、自分の「人柄」を自己PRで表現してみてください。

当サイトでは、ほかにも就職活動に関する記事を多数掲載しています。ぜひそちらも併せてご覧ください。

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