チーム発足3年目のBリーグ社員にきく、インターンのススメ
将来スポーツチームで働きたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
どの職種でも共通して言えることは、自分の適性や企業について理解を深めるためにも、インターンを通して実際に経験してみることが大切です。
現在多くのスポーツチームがインターン生を募集しています。
しかし、実際にどのような活動をしているのかは、募集要項を読むだけでは伝わって来ないことが多いです。
そこで今回は、有明を拠点としB3に所属している、東京ユナイテッドバスケットボールクラブ(以下:TUBC)で2年間インターン生として活動した後、現在は社員として働いている神田康太さんにお話を伺いました。
スポーツチームのインターンに興味がある方、スポーツ業界を目指している方は必見となっておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
「ここなら面白い経験が積めるかも」
―本日はよろしくお願いいたします。まず初めに、自己紹介をおねがいします。
神田康太です。現在24歳で、TUBCに入社して1年になります。
高千穂大学の3年時の6月~7月くらいからTUBCのインターンを始めました。
TUBCと一緒に成長したい気持ちやスポーツを多くの人に知っていただきたい思いなどを石元社長などと会話をしインターン生からそのまま社員として入社することになりました。
インターン生時代の主な業務内容は、地域のイベントや試合日の運営など興行周りのサポートをやっていました。
社員となった現在は、「パートナーシップマネージャー」という役職で、イベントを取りまとめたり、イベントが開催できる場所の提案などをしています。
―TUBCのインターンを始められたきっかけを教えてください。
たまたまTUBCのボランティアに参加したことがきっかけです。
初めて参加したTUBCのボランティアはウォーキングイベントでした。なぜかバスケットボールチームなのにウォーキングという…(笑)
何度もボランティアとしてイベントに参加する中で「TUBCならスポーツ業界で面白い経験が積めるかも」と思い、「インターンをやりたいです!」とチームに直談判しました(笑)。
チームの方にはボランティアに参加しているときから「スポーツ業界で働きたい」というお話はさせていただいていたので、「社員としての採用は確約できない」という条件付きではありましたが、インターンとして参加させていただくことになりました。
―インターン生の1人目ということですか?
そうなると思います。
当時、TUBCがインターン生はおろか、選手もまだいないという状況だったので、チームの方も驚かれたと思います。
チームとして集客に動き出したタイミングだったので、本当に初期の初期に参加できたことになります。
「野心丸出し」のインターン時代
―ボランティアからインターンとして働かれた神田さんから見て、ボランティアとインターンの違いがあれば教えてください。
各イベントに対してもっと深く関われるようになるというのが、インターンの良さだなと思います。
ボランティアとして働いていた時は、
・イベント会場に行けば場所が整っていて、
・イベントが始まったらお客様と接して、
・イベントが終わったら帰る
という流れなのですが、インターン生はまず前日の準備から行います。
当日もボランティアの方々が来るよりも早く現場に入って準備をして、イベントが終わった後も片づけの後にフィードバックをするので、経験できることの重みが違うのかなと思います。
ここの幅や重みの違いがインターンの強みとなり、次のステップである就活などにも活きてくる部分なのかなと思います。
―神田さんがTUBCでインターンをやって感じた特徴はありますか?
他の会社でもインターンをやっていましたが、TUBCのインターンは一番なんでも任せてくれたと思います。
「これやってみる?」と言われたことに対して、僕は野心丸出しだったので二つ返事で「やります!」と即答していました(笑)。
基本的にはなんでも任せてくれて、最終的には試合日のイベントブースを担当させてもらうことができました。
他の会社でおこなうインターンよりも責任は重いですが、困ったら上司に言えば助けてくれるので、やれることが多く成長できたと思います。
―神田さんがインターン生だったときに、社員の方をどう思っていましたか?
単純にすごい人の集まりだなと思っていました(笑)。
選手すらいない何もないクラブに入社して、江東区を盛り上げていきたいという熱い思いを持たれていたので、とても尊敬できる方ばかりです。
もしかしたら2~3年後につぶれてしまうかもしれないという状況で、スポーツ・バスケ・江東区への思いで入社を決めて働いている方々の覚悟が伝わってきました。
皆さん能力が非常に高く、尊敬できる方々なので、少しでも何か盗もうという気持ちで過ごしていました。
―神田さんがイベントの企画に参加することもあったのでしょうか?
簡単な意見出し程度ではありました。
インターンとして何度も活動を重ねていくと、「このイベントは何を出したらいいと思う?」と社員の方から聞かれるようになりました。
その際に「〇〇してみるのはどうですか?」のようにアイデアを出したり、意見を言ったりすることはありました。
もちろんイベントのベースはある程度決まっており、各イベントのルールはありますが、そこに気を付ければ意見を取り入れてくれます。
「週に1度、2週間に1度でも良いのでまずは続けてほしい」
―神田さんがインターン生に対して思っていることがあれば教えてください。
長く続けてほしいという思いがあります。
インターンをずっとやっていると単調になってしまうときもあります。しかし、そこでやめてしまうのではなく、もう少し続けていると沢山のことを任せてもらえたり、各イベントで来てくれるお客さんの層の違いが分かってきたりするので、自分で提案もできるようになります。
それを続けていくと、視野が広がっていることが自分でもわかるので、週に1度や2週間に1度の頻度でも良いので、とにかく続けてくれると嬉しいなと思います。
―インターン生に求める力は何かありますか?
分からないところはきちんと聞いてほしいです。
自分もそうだったのですが、やっぱりわからないことを聞くというのは勇気がいります。
ただ、実際に質問すると、嫌な顔をされることなく、1つ聞くと10も20も教えてもらえます。インターンを受け入れる側としても、わからないことを聞いてもらえることはありがたいので、質問する力を身に付けてほしいなと思います。
―最後に、どんな人と一緒に働きたいかを教えてください。
面白い方と働きたいなと思います。TUBCはみんなすごく個性豊かで、いろんな人がいるからこそ沢山の案が出てくると思います。
例えば、バスケのイベントでずっとフリースローをやっているのですが、そればっかりやっていても地域の人は飽きてしまいます。そこで、「金魚すくいをやってみたらいいのでは?」とか「焼きそばを販売してみたらいいのでは?」のような、バスケと全然関係ないけど良いの?といった案を出してくれる方と働いてみたいなと思います。
終わりに
TUBCが行うインターンについて、理解を深めていただけたでしょうか。
興味を持たれた方は、ぜひTUBCのインターンシップへの応募を検討してみてください。
↓応募はこちらから
プロバスケ・東京ユナイテッドバスケットボールクラブ【興行・イベントのサポート業務】 – SPORTS INTERNSHIP UNIVERSITY (sports-internship.com)