【大学生必見】有給インターンシップには参加するべき?

【大学生必見】有給インターンシップには参加するべき?

投稿日:2024年4月9日 更新日:2024年4月16日

インターンシップ関連
コラム

年々インターンシップが活発化しており、特に就活生は就職活動に向けてインターンシップへの参加に対する意識も高まっています。

大学1,2年生からでもインターンシップへの参加を試みている方がいることから、今後就職活動ではインターンシップへの参加はより一層重要なものとなるでしょう。

そこで、今回は就職活動の状況を踏まえたうえで、インターンシップとアルバイトの違いやインターンシップの給与の有無、メリットについて解説します。

新卒採用の状況

採用スケジュールの変化や新型コロナウイルスによって進んだオンライン化等によって、ここ数年で新卒採用の状況は以前と比べて大きく変化しています。その中でも新卒採用の早期化によってインターンシップの実施期間の長期化や重要性が変化しました。それに伴い、学生はインターンシップへの応募や参加に対する意識が高まり、現在ではインターンシップから就職活動を行うことが主流となっています。
株式会社マイナビ「マイナビ 2023年卒大学生 広報活動開始前の活動調査」では、広報解禁が3月に後ろ倒しになった16年卒からインターンシップへの参加率は右肩上がりとなっており、23年卒の学生では約83%の学生がインターンシップへ参加しています。このことから3月以降に企業を探し始めるのではなく、インターンシップ申し込み前、もしくは期間中に企業を探すという動きに変化しました。

注目が集まるインターンシップ

上記の採用スケジュールの変化と早期化によってインターンシップが注目されたことに加えて、「三省合意」が発表されたこともインターンシップの注目が高まった要因として考えられます。2022年6月、文部科学省・厚生労働省・経済産業省によって改正された「インターンシップを始めとする学生のキャリア形成支援に係る取組の推進に当たっての基本的考え方(三省合意)」が発表されました。
参考:インターンシップを始めとする学生のキャリア形成支援に係る取組の推進に当たっての基本的考え方

インターンシップとは?

これまで述べたようにインターンシップはより一層重要なものとして認識されていくと考えられますが、そもそもインターンシップとは何か、アルバイトとの違いはあるのでしょうか。

インターンシップとは、学生が就業前に企業などで一定期間仕事を体験するための制度のことで、就業体験や就労体験ともいわれています。社会に出る前に就業経験を通じて業界や企業、業務について理解を深めることが可能な制度です。

短期・長期インターンシップ

ひとくちにインターンシップと言っても、大きく短期と長期インターンシップの2つに分けることができます。
短期インターンシップとは、開催日程が半日~1日の企業理解を目的としたものや数日~2週間のグループで課題に取り組み、企業に対して報告を行うものがあります。

一方で、長期インターンシップは実際に企業で就業経験を数カ月~1年程行うものです。実際に社員と同じような働き方をするため、学生のうちからビジネススキルを身に付ける機会となります。

大学生が有給インターンシップで得られること

新卒採用が変化しインターンシップが注目を集める中で、大学生がインターンシップ、その中でも有給インターンシップに従事することで得られることはどのようなものがあるのでしょうか。

アルバイトとの違い

長期インターンとアルバイトには大きく3つの違いがあります。

1つ目は目的です。インターンシップは、就業体験を通して企業や仕事・業務内容の理解を目的とし、実際の働きが企業から評価され、働きに対してお金が支払われます。一方、アルバイトでは労働とその時間に対して収入を得ることが目的となっています。

2つ目はスキルです。アルバイトは細かなルールの下で働きますが、多くの場合業務の一部に限り従事することができます。既に決まったマニュアルに沿って遂行することが基本となります。その一方で、インターンシップではマニュアル通りではなく社員同様に、自分自身で考えて成果を出すことが求められます。

3つ目は就職活動において有利な場合があるということです。これは必ずしもインターンシップ経験者が有利とは言うことはできませんが、インターンシップは社員同様の働きをするため実務経験を積みやすいという特徴があることから、経験者は基本的なビジネススキルや働く意欲が高いと見られ評価が高くつく可能性があります。

働くことへの理解

有給インターンシップの多くは数か月~1年間程の長期的に従事するものが多く、働くことへの理解やイメージを明らかにすることができます。多くの大学生は社会経験がなく、働くイメージを明確にすることは難しいでしょう。しかし、給与の伴う長期的なインターンシップでは実際の社員の業務に近い経験を得ることができます。そのため、自身が社会に出て働くことを鮮明にイメージすることができます。
また、インターンシップ前後では、企業のリアルな情報を得ることができるので働くことや企業に対するイメージは大きく変わるでしょう。このような経験は企業理解や就職活動の軸を決める際にも役に立ちます。実務経験の乏しい大学生が業務内容の理解や就職活動の軸を決めることは容易なことではありません。その一方で、インターンシップを経験したものであれば、働くことのイメージをある程度理解しているため、自身と企業とのミスマッチを減らすことにも繋がるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

数日間のインターンシップだけでは社会人としての準備をすることは難しいでしょう。

短い期間では職場体験や企業理解はできますが、基本的なビジネススキルやマナーを身に付けることは難しいと言えます。

有給の長期的なインターンはビジネスをより近くから知り、実務経験を積むことのできる貴重な機会となっています。

社会人となるための仕事に対する理解や基本的なビジネススキルを身に付けたい方は是非一度インターンシップへの参加を検討してみてください。

本サイトでは、インターンシップやスポーツ業界に関するコラムを多数公開しています。ぜひそちらも併せてご覧ください。

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