インターンシップ志望動機どう書けばいい?

インターンシップ志望動機どう書けばいい?

投稿日:2023年3月9日 更新日:2023年8月22日

インターンシップ関連

初めてのインターンシップの申し込み、志望動機の書き方がわからない!という方はたくさんいらっしゃると思います。

こちらの記事ではそんな方の役に立つ志望動機の書き方をまとめました!

志望動機の書き方の基本

志望動機の書き方の基本は「伝わるように書く」「具体的な体験を含めて書く」「自分の言葉で書く」の3つです。

志望動機を読んだ担当者に、伝わるように心がけて書きましょう。

上記の考え方はインターンシップに限った話ではなく、今後の就職活動でも志望動機を伝える上で重要なマインドとなります。それぞれについて詳しく紹介していきます。

「伝わるように書く」

志望動機を書く時は、「伝わるように書くこと」を意識しましょう。

そのために結論から書くことを心がけましょう。

結論を後回しにしてしまうと「結局、何が言いたいのかわからない」と思われてしまう恐れがあります。

内容が伝わるように書く方法として、『PREP法』というのがあります。PREP法とは、「結論(Point)」「理由(Reason)」「具体例(Example)」「結論(Point)」の順に書くことです。結論を冒頭と最後に書くことで、伝えたいことがより分かり易くなります。

具体的なエピソードを交えて書く

結論を提示した後は、理由を述べましょう。この部分は個人によって大きく差が出るところです。自身の経験を踏まえた具体的なエピソードを交えると他の学生と差別化することができ、効果的です。エピソードは誰もがイメージしやすいものを選び、分かり易く書くように心がけましょう。

「インターンシップに参加したい」理由を、今までで経験したことに結び付けるように考えるのがポイントです。

自分の言葉で書く

志望動機を書く際に、自分の言葉で考えて書くことが大切です。よくある言い回しを使うより、オリジナリティーを高めることができます。また、自分の言葉で志望動機を書き上げると、面接などの際にもよどみなく自信をもって受け答えすることができます。

志望動機を書く前にするべきこと

業界研究

インターンの活動を通してその企業や業界のことを知ろうとしている人にとっては事前に企業・業界研究をするというのは二度手間のようで面倒に感じるかもしれません。

しかし、その研究で知った企業の事業情報を志望動機に組み入れることでインターンに対する熱意を伝えることができます。

ここからは業界研究の手法について2段階に分けて紹介します。

・業界全体を広く浅く把握する

業界構造や動向を簡単に把握します。

市場の規模とその推移、代表的な企業の顔ぶれやシェアなど、まずはその業界の置かれている状況を理解することからが基本となります。

・業界の事情を狭く深く調べる

業界の詳しい現状や課題、今後の動向を調べます。

企業の違いや、企業相互の関係・提携関係、業績推移、業界全体の成長の可能性などをリサーチして、志望業界や志望企業を絞り込みましょう。

自己分析

そもそも「将来何をしたいかわからない」「やりたいことが特にない」という方も多いと思います。そんな方は、自己分析から行いましょう。

自己分析とは、過去の自分を振り返り、性格や興味のあること・やりたいことを確認する作業です。

自己分析の方法は自分史やモチベーショングラフや、他己分析、身近な人に聞いてみるなどがあります。

募集要項・活動概要の確認

学生の皆さんが忘れがちなのがこれです。「企業のことは良く調べたけど、インターンの期間や形式を知らず、面接でズレたことを言ってしまった。」などの経験談をよく耳にします。

インターンの活動期間や実施内容によって、できる経験や得られるスキルは全く違います。学生の皆さんは企業のHPや就活サイトなどで募集情報をしっかり確認して、内容や目的に応じた志望動機を作成することが必要です。

本選考とインターンの志望動機の違い

本選考

基本的には、内定を出した後にどれだけ入社する気持ちがあるのか、入社後長く働いてくれるかを判断するために志望動機を求めます。

志望動機が弱かったり、業界知識が足りないと分かれば、企業側も「自分の企業のことをちゃんと調べてくれてない」=「志望度が低い」と感じさせてしまします。

インターン

業界・企業研究があまり進んでいない・業界について知りたい状態の学生が多く、企業側もその状態に理解があるため、設問としては「なぜインターンに応募しましたか?」というようなインターンに参加する目的を問う設問がほとんどです。

そのためインターンの志望動機では、本選考の志望動機で伝えるべき「志望動機」や「会社の社風とマッチする人材」を伝えることは大切ですが、その上で「参加する目的」を伝える必要があります。

インターンシップに参加するための志望動機例文

プログラミングを活かせる仕事に就きたいと思い、実際の現場を知るためにインターンシップを志望しました。

私は中学生時代からプログラミングを学んできました。その頃よりIT業界に興味を持ち、現在は情報学科でコンピュータの情報処理を専攻し、より広域なIT技術を学んでいます。

貴社はIT業界の中においても、極めて先端的な取り組みをなされております。今回のインターンシップでは、その先端のIT技術の一端に触れたく参加を志望させていただきました。どうぞよろしくお願いします。

志望動機NG例

勉強したい

「勉強したい」というだけの志望理由は避けましょう。

基本の勉強をした上で、「〇〇の理解を深めたい」という内容にしましょう。学びたいポイントが、具体的であるかどうかが重要です。

知名度や将来性に惹かれて

「知名度や将来性に惹かれて」という理由は、ネームバリューしか見てないと思われるので避けましょう。

興味を持ったきっかけは、ネームバリューでも構いませんが、ネームバリューを理由とするのならば、過程で企業が行った努力にフォーカスを当てましょう

貴社の商品/サービスが好きだから

「貴社の商品・サービスが好きだから」の志望理由は避けましょう。

特にメーカーでの志望理由で書いてしまうことが多いです。

ダメなわけではありませんが、この理由にする際は、「他社の製品とと比較したうえで好きなのポイント」を提示することが大切になります

社会の役立つ仕事がしたい

「社会の役立つ仕事がしたい」というだけの志望理由は避けましょう。

どの企業も、商品・サービスを通じて社会に価値を提供しています。

そのため、単に「社会に役立つ」というだけでは、企業側はうちでなくても良いのではないかと思ってしまいます。

貴社のどの部分が社会へ価値を与えていて、そこに共感しましたという貴方なりの視点を取り入れましょう。

具体的なエピソードや内容が入っている事により、しっかりと企業研究を行っていることもアピールできます。

よくある質問

ここでは志望動機を書く際に、学生がよく疑問に感じることをいくつかピックアップしました。

Q.志望動機はどのくらい書けばいいの?

A.指定文字数の9割以上が適切。指定がない場合はA4の紙1,2枚

まず文字数が指定されている場合はその上限を超えないように留意しましょう。その上で、指定文字数の9割を目安に書きましょう。もし、文字数の指定がない場合はA4の紙1,2枚、およそ400~2000文字を目安に書きましょう。

また、企業の担当者はたくさんの文章を読むことになるため、フォントの大きさが小さくならないように気を付けましょう。

Q.志望動機がうまく書けないんだけど、どうしたらいい?

A.周りの人に相談する。志望動機作成ツールも使うのも〇

志望動機がうまく書けない際は大学の友人や先生、家族に相談してみると良いでしょう。言語化することで、それまでまとまらなかった志望動機をきれいな文章に落とし込めるかもしれません。

また近年では簡単な質問に答えるだけでオリジナルの志望動機を作ってくれる「志望動機作成ツール」も存在します。ぜひ活用してみてください。

 

まとめ

今回は、インターンの志望動機の書き方のポイントや例文についてご紹介しました。企業の担当者の印象に残るポイントは、下記の通りです。

  • 「結論」であるインターンの参加理由から書く
  • 理由・動機は具体的に書く
  • 何を学びたいか・得たいかをしっかり書く
  • 業界の中でその会社を選ぶ理由を書く
  • 志望動機の締め方は「言い切り表現で」書く
  • 「理由」の部分は体験から記載することで、説得力が増し、伝わりやすい文章になる

以上のことを踏まえて皆さんも志望動機を書いてみましょう!

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