長期インターンって何?短期との違いやメリットを完全解説

長期インターンって何?短期との違いやメリットを完全解説

投稿日:2023年10月30日 更新日:2023年10月31日

インターンシップ関連
コラム

ここ数年で「インターンシップ」という単語は学生の中で一般的に使われるようになりました。

一方で、皆さんが思い浮かべるインターンシップとは就職活動において重要視されがちな1~5日間の「短期」インターンではないでしょうか。実際、2022年に卒業した学生の約9割がインターン参加経験がある中、そのうち長期インターン形式のものはわずか3%程度でした。

長期休みに行われる短期インターンと、学校がある期間にまたがって行われる長期インターンには大きな違いがあります。

当記事では長期インターンのメリット・デメリット、短期インターンとの違いなど長期インターンに焦点を当てて詳しく解説していきます。

短期インターンと長期インターンの違いとは??

結論から申し上げますと、短期インターンと長期インターンは全くの別物と言えます。

主な違いは、

  • 期間
  • 給与
  • 内容

の3つの観点から説明できます。

期間

冒頭でも述べましたが、長期インターンはその名の通り開催期間が数カ月~数年単位で長いものとなっております。

ですので、参加学年に特に縛りはなく、「週〇〇日△△時間以上勤務できる方」など勤務条件に合った人材を募集することが多いでしょう。また、社員同様の業務に就くことから、短期インターンのように▢▢日で終わり!ということはなく、人によってその参加期間が異なることは大きな特徴といえるでしょう。

対して短期インターンは1日~5日程度の限られた期間で開催されるのが一般的です。実際の業務に携わってみたいという方には不向きでしょう。

給与

長期インターンの場合、実際にその企業の業務の一部に携わるため、給与が支払われる場合が一般的です。

給与形式は様々で、アルバイトのように時給〇〇円~といったものもあれば、営業職のインターンだと成果に応じて報酬が支払われるといった形式のものもあります。

一方短期インターンは期間が短いことから無給であることが圧倒的に多いです。一部ビジネスプラン創出型のようなプログラムだと給与が発生する場合もありますが、例外的と言えるでしょう。

内容

短期インターンと長期インターンでは企業が開催する目的が違うため、その業務内容に差があります。

短期インターンは大手企業から中小企業まで数多くの企業が開催しており、自社のことを良く知ってもらうことや、優秀な学生を見極めることを目的に開催する企業が多いため、仕事説明や学生同士のグループワークがプログラムの中心になります。

長期インターンの場合、自社に合った人材をじっくり見極めたいベンチャー企業が行う場合が多いことから、ある程度の裁量が与えられ、実際の業務の一部を社員の方とともに取り組める場合が多いです。

長期インターンのメリット・デメリットとは??

短期インターンに比べて圧倒的に長時間、業務に携わることのできる長期インターンのメリット・デメリットは何なのでしょうか。ここからは長期インターンのメリット・デメリットをそれぞれ3つずつご紹介します。

メリット

長期インターンのメリットは主にこの3つです。

  • 社会人とともに働く環境に身を置ける
  • 給与が出る
  • 将来の「ビジョン」を考えるきっかけになる

①社会人とともに働く環境に身を置ける

長期インターンとアルバイトの一番の違いはともに仕事をするのが、学生なのか社会人なのかという点にあるように思います。

学生の中で、社会人の方に囲まれながら仕事を行った経験のある人はほとんどいないでしょう。長期インターンはそんな貴重な経験を詰める数少ない場だと言えます。

社会人の方々の中で働くことで、将来社会に出た際に必ず必要になるであろうビジネスマナーや敬語の使い方など、学生と過ごす時間ではなかなか得られないものを得ることができます。

冒頭でも触れましたが、長期インターンの参加経験がある学生はごく少数です。社会人の方と働いた経験を持つ学生は就職活動においても有利になるのではないでしょうか。

②給与が出る

短期インターンと異なり、長期インターンの業務では給与が出ることが大半です。

さらに、アルバイトよりもより難しい業務を受け持つこともあるため、場合によりますが通常のアルバイトよりも稼げる場合も少なくありません。社会人と同様に仕事をこなし、それに対して給与が出ることでより責任感を持って業務に取り組むことができるでしょう。

長期インターンは、お金をもらいつつ、社会人に近い貴重な経験ができる場だということです。

③将来の「ビジョン」を考えるきっかけになる

短期インターンに比べ、長期インターンはその活動期間が長いことから参加した企業について、またその企業が属する業界についてよく知るいいきっかけになります。

皆さんは志望業界・企業についてネット検索をしたり、説明会に参加することで情報収集をしているかと思います。しかし、それらの分析で得られる情報はあくまでも表面的で、実際に入社したのちに、思い描いたものと違ったと感じる学生は少なくありません。

長期インターンで実際に働いてみることで、それまではうっすらと考えていたであろう、自分が将来その業界で働くイメージがはっきりしてきます。

長期インターンの経験は、自分の将来について考えるきっかけになるのではないでしょうか。

デメリット

一方で長期インターンの参加にはデメリットがあるのも事実です。

ここでは主に3つご紹介します。

  • 活動時間の確保が難しい
  • 短期インターンと比べて募集が少ない
  • 仕事には大きな責任が伴う

①活動時間の確保が難しい

長期インターンシップはその名の通り数カ月~1年単位で働くため、平日に勤務する場合大学の講義やアルバイト・サークル活動と重なってしまうことがあります。

また、企業側からも週2回6時間以上といったように勤務条件が課せられることも非常に多いです。

インターンの形態にもよりますが他の活動と並行させるのは難しいと言えるでしょう。

②短期インターンと比べて募集が少ない

就職活動においてインターンが必須化した現在、短期インターンはかなり多くの企業が開催しています。

その一方で長期形式のインターンを開催している企業はあまり多くはないのが現状です。実際に働きたい業界があっても大々的に募集をしている場合は少なく、気が付いたら募集が終わってしまっている場合もあるでしょう。

SNSや募集ページを欠かさず見ておくことが大切です。

③仕事には大きな責任が伴う

長期インターンにおいて任される仕事は社員と同等のものである場合も多く、その仕事は責任が伴います。仕事に対しての対価として報酬をもらっているので当然のことです。

自分のやりたい仕事なのか、きちんと熱意を持って取り組める仕事なのか応募する前に確認する姿勢が大切です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。当記事では、「長期インターン」に焦点を当てて詳しく解説しました。

結論として長期インターンには注意すべき点もいくつかありますが、学べることの多い魅力的なプログラムです。

当サイトでも長期インターン募集をまとめていますので是非一度ご確認ください。

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