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海外インターンは意味ない??メリット・デメリットから参加方法まで徹底解説
今現在、就活生の約8割が参加しているとされるインターンシップ(以下インターン)ですが、もともとインターンはアメリカ発祥の制度です。そのためもちろん海外でも、日本と同様にインターンは行われており、日本人でも参加できるプログラムは多くあります。
特にコロナ禍から回復し、今後ますますあらゆる分野で海外進出が進んでいくことが予想される世の中において、海外インターンに興味を持つ方は増えてきています。
そうは言っても、通常の日本で行われるインターンに比べても参加の敷居が高く、「さすがに海外でインターンはちょっと…」と考えてしまう学生がほとんどでしょう。その理由として海外インターンの
- 具体的な期間・内容
- メリット・デメリット
- 申し込み方
などがわからないからだと思います。
当記事では、主に大学生の皆さんを対象に海外インターンについて徹底解説していきます。
もしも海外で働いてみたいと少しでも考えているようでしたらぜひ最後までご覧ください。
海外インターンの具体的な内容・期間
「海外インターンってそもそもどんなことするんだ?」
「どれくらいの期間やるんだ?」
学生の皆さんがまず「海外インターン」と聞いて考えるのがこれらの疑問でしょう。
海外インターンとは、その名の通り日本を超えて海外で行われるインターンのことで、アメリカ・シンガポール・フィリピンといった各地域で特に盛んにおこなわれています。開催地が海外であることから、期間としては比較的長期のものが多く、なかには1年を超えて海外で働くといった人もいらっしゃるそうです。
海外インターンの募集を行っている業界として下記の業界が挙げられます。
①コンサルティング企業
コンサルティング企業(以下コンサル)は企業の抱える課題を解決し、その発展を助けるといった内容のビジネスを行っています。特に海外インターンの受け入れを行っている企業は海外進出を目指す企業をクライアントとしている日系企業が中心となるでしょう。
具体的な業務内容としては、
- 人材コンサルタントでの就労ビザ支援
- クライアント企業の流通促進のためのマーケティング支援
- 現地市場や法律のリサーチ業務
- 現地企業のSNS代行、イベントPR
など多岐にわたります。
特にコンサル業務での海外インターンが多いのはシンガポールだと言われており、未経験歓迎の企業が多いです。
②投資銀行
投資銀行では、企業など法人の資金調達や企業買収をサポートする業務を行っています。
一流投資銀行は世界中の企業がクライアントとなるため、世界中の優秀な人材が集まります。もちろん日本人もその対象ですので海外インターンに参加することができます。特に海外の企業では新卒という概念がなく、中途採用の人と勝負しなければならないため、インターンの経験は日本よりも大きいウェイトを占めます。
海外企業でのインターンですと、もちろん英語力も問われますし、金融についての知識も必要です。そのためコンサル企業よりも参加の敷居は高いでしょう。
③NPO法人
NPOとは、「Non-Profit Organization」の略称で様々な社会貢献活動を行う非営利組織です。
世界中の国に存在するNPO法人に派遣され、NPOの一員として業務の手助けをする海外インターンプログラムがあります。現地法人で働くことになりますので英語は必須な場合が多いですが、パソコンに向かうよりも実務に携わることができます。そのため、まだやりたいことは決まってないが、海外でインターンをしてみたいといった方にはおすすめです。
④エンジニア
社会のIT化に伴い需要が拡大しているエンジニア職でも海外インターンは実施されています。
日本の企業と海外の企業では仕事の進め方が大きく異なりますので、海外経験がある人材はライバルに比べてより評価されます。また異なるバックグラウンドを持った人と協力して働くことになりますので、開発経験を積めると同時に異文化コミュニケーション能力を身に付けることもできるでしょう。
IT人材の育成に力を入れている東南アジア諸国や日系企業が多く進出しているアメリカなどで特に多くインターンは開催されています。
海外インターンのメリット・デメリット
ここからはそんな海外インターンの国内と比べたメリット・デメリットを説明させていただきます。
メリット① 英語力を身に付けられる
海外インターンでは実際に現地で業務にあたるため、英語は必須であり、実際のビジネスで用いる英語力を身に付けることができます。
社内での会話やメールでのやりとりを通じて、日常会話レベルを超えたビジネスレベルの英語を身に付けることができます。その英語力は日系外資問わずあらゆる企業で重宝されること間違いなしです。
メリット② 自己を見つめなおす機会に
海外インターンでは不慣れな環境で実際の業務に取り組むことができます。国内では疑似職業体験に終わってしまうインターンもありますが、海外の場合現地で実務に携わるプログラムが大半です。
日本にいる際にはできていたことができなかったり、日本では気づけなかったことに気づけたりと、慣れた環境では起こりえない体験を通して、より深い自己分析を行う良い機会になるでしょう。
また、日本では出会えない多くの人と出会い。コミュニケーションをとる機会を経て、今まで抽象的だった自分の目標が明確化したり、今までの人生観が大きく変わったりと人生の転機になったという人の声を多く聞きます。
メリット③ 就職活動において有利
一定期間の海外での実務経験は、海外の企業で就職する際には重要です。先ほども触れましたが、海外では新卒という概念がなく、実力で評価されることが多いです。採用側からしても海外インターン経験がある人間のほうが、より自社にマッチする、貢献してくれるだろうと考えるでしょう。
国内企業に就職する際にも海外インターン経験は間違いなく有利に働きます。海外展開を目指している企業であればもちろんですが、海外という異国の地で現地の人と協力して成果を出した経験は、他の人とはかぶりにくいことから唯一無二の人材であることを大きくアピールできるでしょう。
デメリット① 渡航費
国内でのインターンであれば移動費はそこまでかからないため大きなデメリットではありませんでしたが、海外インターンとなると近場の東南アジアやオーストラリアであっても渡航費のみで数万~数十万かかります。
大学生であれば親との相談にもなると思いますが、金銭的負担が大きいことは押さえておきましょう。
デメリット② 期間が長い
国内インターンの場合、短期であれば1~5日で終わる疑似職業体験で終わったり、会社説明会に近いものもあります。短期インターンは日本独自のシステムであり、海外の場合は数カ月単位で実務を行う形式が一般的です。
そのため、長期休みを使う場合がほとんどですが、場合によっては休学・休職しなければならない可能性もあります。
海外インターンに参加するうえで心掛けるべきポイント
ここまで海外インターンの業務内容やメリット・デメリットを解説してきました。
デメリットとして金銭、時間の面を上げましたが、海外インターンへの参加は国内に比べてコストがかかる点が特徴と言えます。
そんな海外インターンに参加するうえで心掛けるべきポイントは以下の二つです。
- 参加目的をはっきりさせること
- 活動の中で主体的に行動すること
海外インターン参加しただけで満足してしまっては、時間とお金をドブに捨ててしまうだけです。
ただ就活を有利に進めたいというだけでは国内のインターンに参加するだけで十分ですので、なぜ海外インターンではなければならないのかその参加目的をはっきり言語化しておくようにしましょう。そして、現地でどのように立ち振る舞うかでインターンの効果は大きく変わります。海外という慣れない場で内向的になってしまう気持ちもわかりますが、自分を大きく成長させるチャンスだと考え積極的に行動しましょう。
海外インターンに参加する方法とは
最後に、ここまでの記事を読んで、海外インターンに参加してみたいと考える人に向けて参加方法を説明させていただきます。
自力で探す方法としては、
- Web上で募集企業を検索する
- 海外インターン仲介サイトに登録する
といった方法があります。また、ゼミや先輩など何かしらのコネがあるという方であればそちら経由でも参加できるかもしれません。心当たりがある方はぜひ積極的に動いてみてください。
まとめ
海外インターンは国内のものに比べると参加は難しいのは事実です。ですが、参加することができれば、就活に有利という側面にとどまらず、大きく成長するきっかけになるかもしれません。
もし迷っている方は、大きなチャレンジですが、ぜひ一歩踏み出してみてください。当記事がその手助けになれていれば幸いです。
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