【日本初!?】eスポーツ×新卒採用の取り組みとは

【日本初!?】eスポーツ×新卒採用の取り組みとは

投稿日:2024年5月7日 更新日:2024年5月15日

コラム

みなさんはeスポーツをご存じですか?
日本ではまだまだ発展中のスポーツですが、世界では、eスポーツをオリンピック競技に選ぼうとする意見も出ています。

今回の記事では、世界中で人気のあるeスポーツについて、詳しくご説明していきます。

また、最後には日本初のeスポーツを取り入れた新卒採用についてもご紹介できればと思います。

eスポーツとは何なのか

「eスポーツ(esports)」とは、「エレクトロニック・スポーツ」の略で、広義には、電子機器を用いて行う娯楽、競技、スポーツ全般を指す言葉であり、コンピューターゲーム、ビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉える際の名称とされています。

(eスポーツとは | 一般社団法人日本eスポーツ連合オフィシャルサイト (jesu.or.jp))

みなさんの知っているゲームも多くあり、国内で人気のあるeスポーツは以下の通りです。
1位:大乱闘スマッシュブラザーズ
2位:ストリートファイターV
3位:Splatoon(スプラトゥーン)2
4位:Call of Duty:Modern Warfare(コール オブ デューティ: モダン・ウォーフェア)
5位:マリオカート8 デラックス
参考:【2024年最新】eスポーツ人気ランキング日本&世界TOP10選+5選を徹底解説! | スポログ! (sports-log.com)

eスポーツの魅力

eスポーツはゲーム内で競い合うため、性別や身体能力による差が生まれづらく、誰でも公平に楽しむことが可能です。
eスポーツは離れた友人たちと楽しむ手軽なイベントから、芸能人やインフルエンサーを起用したエンターテイメント性の高いイベント、プロ選手が出場する競技的な大会まで、様々な形態があります。採用されるゲームタイトルによっても趣旨や参加者層が違うため、自分に合ったスタイルでeスポーツを楽しむことができます。

eスポーツ業界の今後

2022年の日本eスポーツ市場規模は前年比127%の125億円に到達。2025年には210億円を超えると予測されています。オンライン開催の定着により、eスポーツ市場はコロナ禍でも堅調に成長。2022年以降はオフライン開催との相乗効果により成長速度が加速し、市場規模は年平均20%を超える成長率で拡大する見込みです。
また、国内のeスポーツファン数は約776万人(試合観戦、動画視聴経験者、テレビ番組等の関連放送視聴経験者)で、2025年には1,000万人を超える見通しです。オンライン視聴の定着により増えたeスポーツファンは2023年以降も堅調に伸びると見られています。

こうした急成長の背景には、ゲームに対する意識の変化があります。ゲームに対してネガティブな印象を持っている親世代が減り、ファンの中心となる30代以下の生活者にとってゲームは、幼い頃からテレビやマンガと同じ感覚で親しんできた身近な存在、生活に欠かせないアクティビティであり、友だちづくりに欠かせないコミュニケーションツールとなっています。

この“ゲーム受容世代”の年齢構成が上がっていくにつれ、近い将来、フィジカルスポーツの市場規模を超えるようなビッグコンテンツとなる可能性を秘めていると言えるでしょう。

eスポーツ業界の職種

eスポーツ関連の職種は以下の通りです。

eスポーツ選手(プロゲーマー)
マネージャー
チーム運営やプレイヤーの育成、選手のプロモーション、大会に向けての人選など選手、チームの管理運営全般を担う。

広報活動
スポンサーを相手にした広報活動も行う。eスポーツチームには、さまざまなジャンルの企業スポンサーがつくことがある。ユニフォームなどにその企業スポンサーのロゴを入れて知名度アップに貢献することはもちろん、その企業スポンサーが売りたい商品や、サービスの康応活動を依頼されて行う。

アナリスト
所属するeスポーツチームのため、そのゲームタイトルに関する情報を収集、戦略を収集データに基づき分析し、コーチや選手に共有して勝利へとつなげる仕事。

ゲーム実況・MC

イベント運営者
eスポーツの大会を企画・運営し、会場作りや配信をサポートするのがイベント運営者の仕事。
高いコミュニケーションスキル、海外のスタッフや選手ともやりとりできる語学力などを求められる。
イベントスタッフはその他にも、イベント演出監督やカメラマン、音響・照明スタッフなど様々な人によって運営されている。

eスポーツライター
eスポーツライターは、eスポーツの最新ニュース、大会レポート、選手へのインタビュー記事、コラムなどを執筆し、eスポーツの良さやおもしろさを文章で伝える仕事。

エンジニア・プログラマー
ゲームをするだけでなく、ゲームの中身を知るのも必要なスキル。eスポーツを陰で支える仕事。

『本気で、eスポーツに携わる仕事がしたい』
という方におすすめなのは、eスポーツの専門学校です。

ここでは、上記に記載した職種に就くための専門的知識を学ぶことができます。

日本各地に校舎がありますので、興味のある方はぜひ、学校見学や資料請求を行ってみてはいかがでしょうか。

最後に、数年前に話題となったeスポーツを活用した新卒採用について紹介します。

【日本初】新卒採用のグループワークにeスポーツを活用。ゲームのプレイ内容を評価する新就活プランを開始

「ゲーマーがゲームを通じて得たスキルを社会に適用するスキルとして評価したい」という想いから、日本で初めて、eスポーツ×採用というキーワードを軸に新たな取り組みが実施されました。

eスポーツ企業のFENNEL(フェンネル)をご存じでしょうか。
この企業は、「eスポーツに熱狂を。」というモットーを掲げ、「チーム運営事業」「大会運営事業」「アパレル事業」の3つの事業を展開している会社です。

その企業が、2022年7月に製造業である株式会社平山&株式会社トップエンジニアリング戸のスポンサー契約を締結しました。

この背景として、互いの会社にとってeスポーツやゲームに打ち込む学生は、「コミュニケーション能力」「分析に基づいた課題発見能力」「課題解決能力」「集中力」が高く、その力をビジネスシーンにおいても活用できる可能性が高いと考えていたためです。

実際に、初対面同士の就職希望者が複数のチームを組み、相手チームに勝利するためのコミュニケーションの様子などを人事担当者が評価・選考プロセスに反映するなど、ゲーマーが持つ能力を就職活動へ結び付けることができる、これまでにない評価・採用プロセスを取り入れました。

また内定者と社員同士の交流の場として、オンラインやオフラインでのゲーム大会等を社内で開催することで、内定者の入社後におけるコミュニケーションに対する不安を取り除き、スムーズな社会人生活のスタートが切れる関係構築を行う内定者フォローを目的とした施策も展開しています。

結果的に、昨年度入社された新入社員のうち、eスポーツへの取り組みを志望動機とした採用人数が70名を超える等、取り組み内容は多くの若年層へ伝わり、ここで働く貴重な人材として活躍されています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は、日本のeスポーツについて、様々な面からご説明しました。
eスポーツの人気、重要性が国内で高まり続けていることを知っていただければ幸いです。
また、実際にeスポーツに携わる仕事に興味のある方は専門学校の検討やイベント運営の経験など、積極的に参加してみることをおすすめします。

本サイトでは、インターンシップやスポーツ業界に関するコラムを多数公開しています。ぜひそちらも併せてご覧ください。

SIUに無料会員登録する

無料会員登録していただいた学生の皆さまへは会員限定のお得な情報を配信いたします。