高校生がインターンシップに参加するメリット【進路選択・職業選択の参考に!】

高校生がインターンシップに参加するメリット【進路選択・職業選択の参考に!】

投稿日:2023年3月14日 更新日:2023年8月1日

インターンシップ関連

インターンシップとは「企業・団体での就業体験」のことです。

一般的に「大学生が参加するもの」というイメージが強いかもしれませんが、高校生が参加できるインターンシップもあります。

基本的な内容や目的も大学生のインターンシップと同じで、自分自身の進路選択・職業選択に活かすためにインターンシップへ参加します。

今回は高校生の参加できるインターンシップについて解説していきます。

高校生が参加できるインターンの種類は主に3つ!

高校生をインターン生として受け入れている組織は主に下記の3つです。

  • 民間企業
  • 大学
  • 自治体

それぞれのインターンの特徴について解説します。

<民間企業>

最も一般的なのが民間企業でのインターンです。教育、福祉、観光、ITなど業種も豊富で、自分の興味関心に応じて応募するインターンを選ぶことが出来ます。

活動では社員さんと一緒にプロジェクトに取り組んだり、業務の一部を任されたりします。

<大学>

大学が高校生を対象としたインターンシップを実施している場合があります。

活動内容は大学図書館での業務や書類の作成、学部や研究室が主催するイベントの手伝いなどが例として挙げられます。

大学のインターンシップの一番のメリットは、その大学のことを深く理解できる点です。

大学生が実際にどのようなことを学んでいるのか、研究室はどんな雰囲気なのかを働きながら学ぶことが出来るので、大学進学を目指している高校生にとっては一石二鳥ということが出来ます。

志望している大学が高校生を対象としたインターンを募集していないか調べてみるとよいでしょう。

<自治体>

自治体が実施するインターンシップでは公務員の体験をすることが出来ます。

主な活動としては、自治体が実施するイベントの企画運営や書類の作成補助などが挙げられます。

自治体でのインターンではその地域に根差した仕事を体験することが出来るため、活動を通して地元に貢献していることを強く実感することが出来ます。

高校生がインターンに参加するメリット

高校生がインターンシップに参加するメリットを解説していきます。

<高校卒業後の進路選択に役立つ>

冒頭にも記載した通り「卒業後の進路選択・職業選択の参考になる」というのが最大のメリットです。

高卒で就職を想定している場合は、自分がどのような業界・職種で働きたいのかを考える参考になりますし、進学を想定している場合でも学部や専攻を決めていくうえで参考となるでしょう。

実務経験を通じて自分の興味関心・得意不得意を絞り込んでいくことができるので、「就職や進学についてこれから考える」という方にもインターンシップへの参加はおすすめです。

<「働く」ということを実体験できる>

インターンシップの内容にもよりますが、実際にその企業の一員として、社員と同じように業務をこなします。

社員同様の業務を経験することで、実際に働くイメージを解像度高く持つことが出来ます。

社会人は仕事に対して大きな責任を持っており、自分がミスをすれば他の社員やクライアント・パートナー企業に対して損害を与えてしまうこともあります。

社会人とはどんなものなのかを身をもって体験しておくことで、高校卒業後に就職したとしても覚悟をもって臨むことができるでしょう。

<社会人としてのマナーを身につけられる>

インターンシップに参加すると、アルバイトでは身につかないような社会人としての礼節やマナーを身に付けられます。

「服装」を例として挙げると、アルバイトなどでは基本的に私服で出勤している人が多いのではないでしょうか。

しかし社会人となると、その企業の看板を背負うことになりますから、イメージを壊さないように配慮した服装が求められます。

アルバイトと社会人で服装の規定が異なる企業も多いです。社会人になればいつ・だれに・どこで見られても、その会社の社員として恥ずかしくない服装が求められることを覚えておきましょう。

服装を例に挙げましたが、インターンシップでは社員と同様の立ち位置で業務を行うので、このような社会人に求められる礼節やマナーを養うことが出来ます。

高校生のインターンシップの注意点

<責任が大きい>

インターンシップはアルバイトと異なり、社員同様に会社のブランドを背負うため、振る舞いやモラルも社員と同等のものを求められます。少し厳しそうに感じてしまうかもしれませんが、いずれも社会人にとっては重要なことです。

社会人になる以上、遅かれ早かれ責任を背負うことになるので、そのことに早いうちから慣れることができるという面でメリットは大きいですが、アルバイトとは異なるということを理解しておきましょう。

<スケジュール管理>

高校生のインターンが実施されるのは、春休みや夏休みなどの長期休みがほとんどです。

部活動の練習や合宿、勉強、家族での旅行や帰省、アルバイトなど、長期休暇中にも色々な予定があるでしょう。

インターンシップは簡単に休んだり辞めたりできるものではありませんから、働き方をしっかり確認したうえで申し込みましょう。

自分がやりたいこと・ほかのやるべきことを諦めてしまう必要はなく、ご自身の予定や都合に合った条件ではじめられるインターンシップ先を探し、無理なく参加することをおすすめします。

高校生が参加するインターンシップの内容

<勤務体系>

勤務体系としては、その企業で働く社員と同じような時間軸で勤務するパターンが多いです。

就業開始時刻に出勤し、昼休憩のあと退勤時間まで勤務する、といったかたちでフルタイムでの勤務体系が基本でしょう。

企業によって参加する高校生側の都合を考慮して、出勤時間・退勤時間を調整してもらえるケースもありますが、シフト制のアルバイトと異なり、基本的にはフルタイム=長時間の勤務になることを覚えておきましょう。

<賃金>

大学生や長期インターンシップでは賃金を支払うパターンが多いですが、高校生の場合は基本的に無報酬となります。

高校生のインターンシップは、学校教育の一環・高校生の就職支援として行っている場合が多く、企業側としては「ボランティア」の毛色が強いです。

お給料は出ないのが基本、と理解しておきましょう。勤務場所までの交通費などについても、ご自身の負担となるパターンが多いです。

インターンシップの目的は「収入を得る」ことではなく、「職業選択・進路選択の参考にする」ことなので、将来を見据えて経験する価値があるかどうかで判断しましょう。

目先の収入を得ることが目的であれば、アルバイトのほうが選択肢も多く・好条件のものが多いでしょう。

ご自身の目的を考えて、アルバイトをするかインターンシップをするか考えていきましょう。

高校生が参加するインターンシップの開催時期・探し方

高校生のインターンが実施されるのは、春休み・夏休みなど長期休暇の時期が大半です。

募集時期は、長期休暇の1ヶ月程度前から行われます。春休みであれば2月ごろ、夏休みであれば6月ごろから募集が始まるのでチェックしておきましょう。

企業によってはインターンシップの実施時期・募集時期は異なるので、お目当ての業界や企業がある場合は公式ホームページなどで早めに情報収集しておくと良いでしょう。

また、高校生対象のインターンシップを開催している民間企業・団体のなかには、高校と連携しているところもあります。どうやって探していいか分からない人や、お目当ての企業や業界が定まっていない方は、まず高校の進路指導担当の先生などに、相談してみましょう。

学校の紹介してもらったインターンシップ候補先や企業の公式ホームページ以外にも、インターンシップ情報サイトやマッチングサイトなどもチェックしてみてください。

 

おわりに

インターンシップ=大学生を対象とした就業体験 をイメージするかもしれませんが、高校生や中学生、社会人が参加できるインターンシップもたくさんあります。

高校生のうちにインターンシップへ参加することで、卒業後の進路選択に大いに役立つでしょう。ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

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