近年、新卒の学生の就職先としてベンチャー企業の注目が高まっており、皆さんも一度はベンチャー…
インターンのメリットとは?企業側の目線からもご紹介!
近年、就活時に当たり前になっているインターンシップ(以下:インターン)。これから参加を考えている学生も多いでしょう。しかし、中には「周りがみんな参加しているから」「先輩や家族に参加しておいた方がいいといわれたから」という理由でインターンに参加する学生も少なくありません。
そこで、今回はインターンに参加することのメリットを5つご紹介します。この記事を読むことで、インターンに参加する目的をよりはっきりとさせることができ、インターン活動をより充実させることができます。
また、この記事ではインターンにおける企業側のメリットもご紹介しますので、企業がどのような目的でインターンを開催しているのかを理解することが出来ます。
インターンに参加するメリット
インターンに参加すると、大きく分けて5つのメリットがあります。どのメリットも非常に大きく、中にはインターンだからこそ得られるメリットもあります。
①仕事への理解が深まる
インターンの活動の中で社員の方と話をしたり、実際に業務を体験したりすることでその会社の仕事、ひいてはその業界のことをより深く知ることが出来ます。
また、「仕事の現場」を経験することによって自分が実際に社会人として働くイメージができたり、自分がその仕事に適性があるのかどうかを判断することが出来ます。そのため、自分が考えていた企業イメージと実際の業務内容が異なっていたという入社後のミスマッチを防ぐ意味でも有効です。
さらに、適性判断によって業種や企業選びの軸が定まりやすくなるため、インターンで得た経験はその後の就職活動の方向性に大きな影響を与えます。
②スキルアップにつながる
特に長期のインターンでは通常の業務を担うことが多いため、言葉遣いや身だしなみなどの基本的なビジネスマナーやPC、コミュニケーションスキルなど、どの職種でも必要とされるビジネススキルを磨くことが出来ます。
また、ビジネススキルを座学で学ぶのではなく、実際の業務の中で社員から教育を受けたり、社員の動きを見て学ぶことになるため、スキルを習得しやすい環境にあります。
基本的なスキルをインターンで身につけておくことで、社会人になった後の仕事の飲み込みや成長スピードが速くなる可能性もあります。
③内定に直結する場合もある
インターンでいい成果を残すことで、内定を得られる場合もあります。内定直結インターンは実力主義の傾向が強い外資系の企業をはじめ、専門的な知識や経験が必要とされるIT系企業・ベンチャー企業で多く導入されている傾向があります。
また、内定直結インターンの中には成績優秀者にすぐ内定を出すわけではなく、面接や書類選考といった選考の一部を免除するといった企業もあるため、そのようなインターンを探す場合は「内定直結」の詳細を確認しておくことが必要です。
なお早期内定を獲得できる可能性のある選考直結型のインターンでは、反対に社員にマイナスな印象を持たれてしまい、選考において不利になってしまう場合もあるため、インターン時の言動には十分注意しましょう。
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④就活につながる経験ができる
上述したような内定に直結するインターンでなくても、就活で使えるような経験を積むことができます。
まず、実際にインターン生として活動を開始する前の選考が本選考の練習になる場合があります。ベンチャー企業のインターンや2日以上のインターンの募集では選考を設けているところが多いです。本選考と同様にエントリーシート(ES)や履歴書を書いたり、面接やグループワークを行います。
インターンの選考は本選考と同等、またはそれ以上に難しい場合がほとんどのため、インターンの選考でESの書き方や面接に慣れておけば、本選考で緊張せずに余裕を持って臨むことができ、実力を発揮しやすいというメリットがあります。
またインターンでの経験は、「学生時代に力を入れたこと」、いわゆる「ガクチカ」として選考において自己PRの題材としてアピールすることできます。特に長期インターンの経験は、準社会人としての経験や仕事への取り組み方のアピールにもつながるため、非常に有効です。
⑤多くの人と出会える
インターン活動を通して、普段の大学生活では出会えない、多くの社会人と出会うことが出来ます。彼らと実際に話をすることで、社会人ならではの価値観を知ることが出来ます。また、就活やその先の社会人生活で悩んだ時の相談相手にもなってくれるでしょう。
また、インターン時のグループワークや集団面接時に同世代の他の学生との「横のつながり」も作ることができます。
企業がインターンを開催するメリットとは?
ここまでは学生がインターンに参加するメリットをご紹介してきましたが、企業にも同様にいくつかメリットがあります。
①自社を正しく知ってもらう
企業が懸念していることの一つに「入社後すぐの離職」があります。4月に新卒の社員を迎え入れたはいいものの、彼らがイメージしていた職場の雰囲気や仕事の内容が実際のそれらとかけ離れていた時、すぐに会社を辞めてしまうケースも少なくありません。企業にとって有望な若手が会社を離れてしまうことは大きな痛手です。
そのようなミスマッチに起因した離職を未然に防ぐために、インターン制度を活用している企業が多いです。学生に入社前に業務を経験してもらい、会社の空気や事業内容を正しく理解した状態で選考を実施することを目的としています。
②早期に優秀な人材と接触する
これは内定直結型のインターンを実施している企業のメリットとなります。学生が優良な会社に入社したいと考えているのと同様に、会社側もよい人材を採用したいと考えています。しかし、優秀な学生は引く手あまたであり、早い段階で他の会社に確保されてしまう可能性もあります。
そこでインターンを通してそのような学生と接触し、場合によっては内定を出したり、選考を免除することで、早期に優秀な人材の獲得を試みています。
③学生のアイデアを活用できる
活動の中で実際に企業が直面している課題に対し、グループワークで学生にアイデアを出してもらい、最後にプレゼンテーションの形式でまとめてもらうインターンは多く存在します。
この形式の活動は一見学生の論理的思考力や問題解決能力を試したり、成長させたりしているだけのように思えますが、実は企業側にも学生の意見を集める狙いがあります。
社員のみのミーティングだと、コストを考慮したり、過去の経験と照らし合わせたりするため、どうしても新鮮なアイデアが出にくくなってしまいます。
そこでインターン活動の中で学生の、社会人を経験していないからこそ思いつく斬新な案を収集し、実際にそのアイデアを活用して施策を考えていくことも少なくありません。
④社員の自己啓発
大抵のインターンでは、それぞれの学生に「メンター」と呼ばれる社員がつきます。メンターは活動中、学生にアドバイスをしたり、悩みを聞いたりして、学生にとってよりよい活動になるようにサポートするのが役目です。
このメンター業務を通して、社員の成長を促すのも企業の狙いです。学生に何かアドバイスをすることは自分の仕事に対する向き合い方や価値観のアウトプットにつながります。アウトプットすることで、自分の考えが整理され、一層深く物事を考えることができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はインターンのメリットについて学生と企業の両方の目線から解説しました。
インターンはどちらにとってもメリットが多く、有意義な制度であることがおわかりいただけたと思います。
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