就職活動で”絶対に失敗しない”企業の選び方

就職活動で”絶対に失敗しない”企業の選び方

投稿日:2024年5月16日 更新日:2024年5月28日

コラム

近年、就職活動を終えたばかりの新入社員が「早期離職」を決断するケースが相次いでいます。

早期離職の主な原因は、社風や給与などが想像と異なったという点にあります。

就職活動において重要なのは、自分に合う就職先を見つけることです。

今回は、就活で後悔しないための企業選びについてご紹介してきます。

自分に合った就職先の選び方

以下より、自分に合う就職先を見つける方法を流れに沿って説明していきます。

①自己分析する

就職先を選ぶにあたって、まず初めに自己分析を行うのが一般的です。

自己分析とは、自分の経験や感情の動いた場面を振り返り、価値観や長所・短所などの自分自身を客観的に理解する作業のことを指します。進学先や部活動をなぜ選択したのか、うれしかった時・悔しかった時はどんな時かを振り返り、自分自身が何を軸として選択をおこなったかを分析します。

自己分析のやり方は様々ですが、ここでは手軽にできるものを3つご紹介させていただきます。

◆マインドマップ

マインドマップとは、中心となるキーワードから想像できる言葉やイメージをつなぎマップのように描いた図のことをいいます。

マインドマップを描くことで、自分の思考を可視化することができます。自分の素直な気持ちを目にしてみることで、価値観や性格を客観的に理解することができます。

◆自分史

自分史とはその名の通り「自分自身の歴史を振り返ること」であり、自分が今までに経験したことを年表のようにあらわしたものを指します。

自分自身を「高校1年生」や「幼少期」のように分けて振り返るため、当時の考えだけではなく思考の変化も客観視することができます。

◆モチベーション曲線

モチベーション曲線とは、現在までの出来事において、自身のモチベーションの変化を波のように図にあらわしたものになります。

どのような時にモチベーションが上がったのか、あるいは下がったのかを表すことで、自分自身がどういった状況なら努力しやすいのか・やる気が出ないのかを知ることができます。

この他にも、web診断などのサイトを利用した質問形式のものなど多数の種類が存在するため、自分に合うものを選択すると良いでしょう。

また、この作業の中で、自分が企業を選ぶ際に一番大切にしたいことを決めておくことがポイントです。実際の採用面接でも「企業選びのポイントは何?」と質問されることがあります。自分の中で就活における軸を一つ通しておくと、今後の企業選びの際に自分の意志がぶれにくくなります。

②業界研究を行う

自己分析ができたら、次は自分がどの業界に興味があるのかを選びましょう。

業界研究とは、それぞれの業界における特徴を理解することをいいます。志望する業界を絞り、その業界について理解を深めることを目的とします。

業界研究は、まずどのような業界があるのかを知るところから始まり、その後興味のある業界を絞り込みます。業界は多岐にわたっており、すべてを知ろうとすると、ものすごく時間がかかってしまいます。就職活動に使える時間は限られているため、効率的に行うためにも基本的にはざっくりと、興味のある業界に限って詳しく調べるようにしましょう。

ここで、興味のある業界において一つ大企業を一緒にまとめておくのがポイントです。大企業を見ることでイメージがより具体的になります。また、ほかの業界・企業との比較がしやすくなり、志望理由を書く際にも役立ちます。

業界研究で興味のある業界を見つけることができたら、最終的にはいくつか企業まで絞り込みます。

③企業研究を行う

最後に行うのが企業研究になります。

企業研究では、企業情報や年収などの基本情報を調べてまとめます。表を使用することにより、それぞれの企業に対して比較しやすくなります。

以下、特に調べておきたい企業の情報を記載していきます。

◆企業理念

多くの企業はこの企業理念をもとに選考をおこなっています。そのため、似た考えを持つ社員が集まりやすいという仕組みになっています。企業理念を知ることは、社員が持つ共通の価値観を知ることに繋がるのです。

◆社風

年齢層や男女比などの基本的な情報はもちろんですが、社員同士の仲の良さ・雰囲気や懇親会の有無なども調べておくと良いでしょう。

◆希望する職種を募集しているか

同じ業種内であっても、企業によって募集している職種が異なる可能性は大いにあります。採用情報などをしっかり調べ、自分のやりたい仕事ができるかどうかをしっかり調べておきましょう。

◆大企業・中小企業どちらか

企業規模も勤務先の決定において非常に重要になってきます。

大企業は給与や賞与が安定していることが多く、教育制度が充実しているなどのメリットがあります。中小企業は上司・部下一緒に仕事をする機会があったり、任される仕事も責任のあるものが多いなど成長しやすい環境にあります。

どちらが良いかは人それぞれ違うため、自分に合うと思う方を選ぶ必要があります。

◆福利厚生

慶弔休暇や夏季休暇などの特別休暇や教育制度などの福利厚生があるかどうかは、現代ではものすごく重要視されています。

◆場所

本社だけではなく、各オフィスの場所など働く可能性のある場所についてできるだけ調べておくと良いでしょう。

また、転勤・駐在の有無や社員寮はあるかなど、実際に就職した際にどこに住むことになるかも確かめておく必要があります。

◆勤務形態・時間

出社時間・退勤時間はもちろんですが、月にどのくらい残業があるかなどもきちんと調べる必要があります。

また、完全オフィスワークもしくはリモートワーク可能なのか、フレックスタイム制など様々な形態があるため、自分の理想に近い働き方を見つけましょう。

見つけた就職先が自分に合っているか確かめる方法

上記の方法で自分の興味がある働きたい企業をみつけられたら、その企業が本当に自分のイメージとあっているかを確かめましょう。ここでは2つの方法をご紹介します。

①インターンシップに参加する

一つ目の方法は、希望する企業が実施しているインターンシップに参加することです。

インターンシップに参加することで、その企業の雰囲気や業務内容を知ることができます。

インターンシップに関する詳細な内容は、こちらの記事をお読みください。

インターンシップとは?制度や参加メリット、参加方法を徹底解説!

 

②OB・OG訪問をする

二つ目の方法は、OB・OG訪問をすることです。

OB・OG訪問とは、志望している業界・企業で働いている先輩を尋ねて情報を得ることを指します。

OB・OG訪問をする利点として、社内の様子や実際の仕事内容について知ることができます。さらにこれに加えて、採用担当からは直接聞くことのできない本音を聞くことができます。

業務内容や企業方針だけでなく、勤務形態や職場内の雰囲気なども聞くことができるので、OB・OG訪問をすることで企業のありのままを聞くことができます。

訪問するOB・OGの探し方は以下の通りです。

◆アプリを使用する

◆大学のキャリアセンターを利用する

◆ゼミや部活の先輩など知り合いに頼む

OB・OG訪問は就職活動において必ずやらなければならないというものではありません。ですが、ホームページや説明会では知ることのできない情報を知ることができます。先輩方の貴重な時間を頂いて実施するものにもなるため、あらかじめ聞きたいことを用意しておくなどしっかりと準備をしてから訪問しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回の記事では、自分に合う就職先の調べ方についてまとめていきました。きちんと企業選びをして、自分の本当に働きたいと思える企業に就職しましょう。

当サイトでは、就職活動に関する記事を多数掲載しているため、ぜひご覧ください。

SIUに無料会員登録する

無料会員登録していただいた学生の皆さまへは会員限定のお得な情報を配信いたします。