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スポーツ業界における”理系”の活躍の場
専門の技術や知識を持つ理系人材は、急速に発展を続ける現代のスポーツ業界においても活躍の場が多くあります。
専門的な資格や経験が必要なものもありますが、スポーツ関係の学部や専門学校に通っていなくとも、理系の知識や資格を持っているだけで選択できる仕事もあります。
当記事では、スポーツ業界における理系向けの仕事の具体例をご紹介します。
飛躍的革新を続けるスポーツを支えるテクノロジーや科学
スポーツ界の飛躍的な発展において、テクノロジーや科学がその一翼を担っています。
スポーツとテクノロジーを組み合わせたいわゆる「スポーツテック」は、用具の改良、緻密なデータ分析、トレーニング方法の進化、レフェリング技術の進化など、スポーツをより盛り上げ、魅力的にさせてきました。
いまや、スポーツとテクノロジーは切り離せない関係になっており、今後はより密接に関わり合うことになるでしょう。
スポーツ業界における理系の仕事
それでは、具体的な理系の仕事を解説していきます。
スポーツメーカー(開発職)
選手の動きの解析や顧客のニーズに基づき、よりよいパフォーマンスを引き出すための様々な用具の研究開発、既存商品の改良を行います。
特に資格は必要ありませんが、専門的な知識が必要とされるため、材料工学、理化学、人間工学、システム工学、経営工学などを学び、知識を身につけることが必要です。
採用の条件として、修士課程を修了していることを求められる場合もあります。
スポーツアナリスト
選手個人のデータからチームとしてのデータまで、多くのデータ収集・分析を行い、チームの勝利に貢献します。
近年のスポーツでは、情報分析を活用した戦略が進化し、チームの勝敗を左右することも少なくありません。
単純に情報分析を行うだけではなく、そこから読み取ることのできる内容や選手やスタッフが求める情報を選定して伝達する能力が求められます。
特に必要な資格はありませんが、統計学や情報科学の知識に加え、専用ソフトを使いこなすスキルが必要とされます。
スポーツトレーナー
スポーツトレーナーにはいくつか種類があります。
主に怪我からの回復支援、予防などを行う「アスレティックトレーナー」、医療機関に所属し医学的根拠に基づいた支援を行う「メディカルトレーナー」、選手の体力や身体機能向上に向けてトレーニングメニュー考案や指導を行う「ストレングストレーナー」などです。
「トレーナー」を名乗るために法律的に必要な資格はありませんが、「日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー」の資格を有していないと就職の際に不利になるケースが多いです。
また、上記の「日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー」は国家資格ではないため、医療行為を行うには「柔道整復師」「鍼灸師」「理学療法士」の医療系国家資格を持つことが必要です。
実際にスポーツトレーナーとして活躍している人の約半数は、医療系国家資格を有しています。
スポーツドクター
アスリートやスポーツをする人への診療・治療を専門とする医師のことです。
各競技の特徴や起こりやすい怪我、選手のパフォーマンス向上のための栄養学、チームドクターとして海外遠征に帯同する場合には語学力や渡航先の感染症、予防接種の情報など、スポーツに関わるからこそ必要となる様々な知識を身につけることが求められます。
スポーツドクターとして活動するには、医師免許に加えて、「日本スポーツ協会公認スポーツドクター」「日本整形外科学会認定スポーツ医」「日本医師会認定健康スポーツ医」といった資格が必要となります。
これらの資格取得には、必ずしも運動器の治療が専門である整形外科医である必要はなく、他の診療科の医師もスポーツドクターとして活躍しています。
実際のインターンシップ
スポーツの理系職種は、不定期に募集が行われることが多く、尚且つ人気であるため、普段から採用やインターンシップに関する情報を見逃さないことが大切です。
ここでは実際のインターンシップをご紹介します。
【ミズノ株式会社】<研究開発部門>MIZUNO 1day 仕事体験2025
スポーツメーカーであるミズノの職務を対面形式のそれぞれ1日ずつの2段階のグループワークを通じて体験することができます。
今年は8月にSTEP1が、来年1月~2月頃にSTEP2が、東京・大阪にて実施予定で、すでに募集が始まっています。(7月31日応募締切)
【株式会社アシックス】ASICS オープン・カンパニー
総合職、開発職、研究、デザインの4職種を体験することができます。
今年は8月上旬に1dayでオンラインにて実施予定で、すでに募集が始まっています。(7月15日応募締切)
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本コラムでは、スポーツ業界における理系の仕事とインターンシップをご紹介しました。
冒頭でもご紹介した通り、テクノロジーや科学は今後のスポーツの発展において非常に重要なものとなるでしょう。今後、理系の活躍の幅がますます広がることが予想されます。
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