【専門学生に読んでほしい】インターンシップは参加すべき?

【専門学生に読んでほしい】インターンシップは参加すべき?

投稿日:2023年7月3日 更新日:2023年7月12日

インターンシップ関連
コラム

全国の専門学校に通う皆さん、インターンシップ(以下、インターン)という言葉をご存じでしょうか。初耳だという人もいれば、聞いたことはあるけど自分には縁がないだろうだと思っている人や参加を考えている人もいるかもしれません。

4年制大学に通う就活生が参加するイメージの強いインターンですが、実は専門学校や短期大学に通う学生も募集対象に含んでいるインターンが大半です。しかし結論から言うと、専門学生がインターンに参加するのはあまり現実的ではありません

この記事では、専門学校に通っている方がインターンに参加するのが厳しい理由を説明します。また実は、時期が合えば参加できるインターンもありますので、業界別に専門学生の皆さんにおすすめのインターンをいくつか紹介します。

専門学生がインターンに参加しにくい理由

専門学生がインターンに参加するのが難しい主な理由は、学業の忙しさです。専門学校は基本的に2年制であることが多く、2年間で社会で通用するスキルを身に付ける必要があります。そのため、どうしてもスケジュールが厳しくなってしまうのです。ここで、その忙しさを示す専門学校生の就活スケジュールをご紹介します。

1.就活ガイダンス(1年生の9月頃)

このガイダンスが就職活動の始まりです。ここで就活の進め方や大まかなスケジュール、セミナーの案内が行われます。

2.会社説明会への参加(3月)

1年生も終わりに差し掛かった3月に、企業の説明会へ足を運び始めます。多くの説明会に参加しながら、志望する業界を絞り込んでいきます。学校のキャリアセンターや大手就活サイトで情報を収集しながらエントリーしたい企業を選別していく時期です。

3.選考スタート(6月)

大手企業であれば6月から(中小企業は7月)選考が始まります。授業の合間を縫って、面接やグループワークに参加する日々が続きます。精神的にも体力的にも一番厳しい時期になります。

4.内定が出る(10月)

秋になると内定を獲得する人が増えてきます(もう少し早い段階で内々定を獲得する場合もあります)。遅くとも12月までには内定を獲得して就職活動を終える人が多いようです。

このように専門学校生の就活スケジュールは1年生の9月から休む間もなく続いていきます。さらにこれに加えて学校の実習や試験勉強が重なるため、インターンに参加する時間は無いに等しいと言っていいでしょう。さらに日単位でみても、朝から夜まで授業が詰まっていることがほとんどなので、インターンはおろか自分の自由にできる時間も少ないと言えます。

Tips.専門学校の学生にインターンは必要なのか?

4年制大学に通う学生に比べて、専門学校に通う学生はインターンに参加する必要性は低いと考えられます。代表的な理由として、以下の2つが挙げられます。

①業界選びをする必要がない

学生がインターンに参加する理由の一つが、「志望する業界の選択」です。この理由に関しては、専門学校に入学した時点で(入学後に別業界への興味が芽生えたなどが無ければ)、ある程度業界を絞り込むことができているのでわざわざインターンに参加する理由にはならないと考えられます。

②学校の授業でスキルアップできる

プログラミングやデザインのスキルを磨くためにインターンに参加する学生もいますが、専門学校では授業内の実習や企業と連携した課外プログラムなど、学校内でスキルアップできる機会がたくさん用意されているので、スキルアップのためにインターンに参加する必要性は低いです。

夏の短期インターンは専門学生も参加するチャンス!!

ここまで専門学生はインターンに参加するのは厳しく、また参加する必要性も低いという話をしましたが、それでも意欲のある専門学生の皆さんには夏の短期インターンに参加することをおすすめします

夏季インターンは大学や専門学校の夏休みに開催されることが多く、期間も2,3日間の短いものが多いため、忙しくてもスケジュールを合わせやすいことが特徴です。

そんな夏季インターンのなかで、特に専門学生の皆さんにおすすめのプログラムを業界別に三つ紹介します。

①株式会社D・A・G(映像系)

株式会社D・A・Gは3DCGグラフィックの受託制作事業を中心に多種多様なデジタルコンテンツを制作している企業です。そんなD・A・Gが開催しているサマーインターンではモデル製作コースやアニメーターコースなど学生の志望に合わせた4つのコースを用意し、プロとして活躍している社員から指導を受けながら、作品を制作していきます。

実際に現場で働いている方からアドバイスやフィードバックを受けることができる貴重な機会なので、映像制作のスキルを上げたい学生や第一線で活躍している社員に話を聞きたい学生にとてもおすすめのインターンです。

▼株式会社D・A・Gのインターン募集情報はこちら

Tips.ポートフォリオを作成しよう

映像やデザインなどの実際に作品を制作することが多い専門学生はポートフォリオをきちんと作成しておきましょう。ポートフォリオは選考の際に学生時代の活動の成果として提出を求められることが多いです。自分の実績をアピールする大切な材料となるので、製作物はわかりやすいようにまとめておきましょう。

②ルートイングループ(観光系)

ルートイングループは国内外で400以上ものホテル、飲食店、ゴルフ場などを運営するホテルグループであり、宿泊プランを企画するグループワークと接客の基本を体験するプログラムをセットにした1dayインターンを全国各地で開催しています。このようなグループワークを行うインターンは普段の授業で学んでいることをアウトプットする場として活用できるためおすすめです。

▼ルートイングループのインターン募集情報はこちら

③株式会社健栄(教育系)

株式会社健栄はスポーツを通して子どもの療育をサポートする「ケンリハスポーツキッズ」を愛知県内に展開する福祉サービス企業です。健栄は「スポーツを通じて療育を行う児童指導員の仕事体験 3DAYS」というサマーインターンプログラムを実施しています。

このプログラムでは、各実施日の最初にスポーツを通した児童療育支援の目標設定や実際の支援方法について社員の方と一緒に考えるワークを行い、児童指導員に対する理解を深めていきます。その後、実践として子どもたちの運動をサポートしながら、関係を構築していきます。最後には社員からのフィードバックを受けて自分の成長につなげていきます。

このプログラムは「教育・福祉×スポーツ」が一つのテーマとなっており、このような2つの軸で構成されているプログラムに参加することで、就職活動で対象とする業種を狭めることができ、就活時の迷いを少なくすることができます。例えば、漠然と福祉系の仕事に就きたいと思っていた学生が健栄のインターンに参加することで「スポーツを活用した福祉活動をしたい」と思うなど、将来やりたいことをより具体的にすることができます。

まとめ

いかがだったでしょうか?

基本的に専門学生は学業がとても忙しいため、インターンに参加するのは現実的ではありませんが、1年次の夏休みは短期インターンに参加するチャンスがあります。

2年次は就活で忙しいため、専門学生の皆さんにとっては自由な夏休みは実質1回しかありません。その貴重な夏休みをどのように使うかは皆さんの自由ですが、意欲のある学生の皆さんはぜひサマーインターンに参加してみてください。学校の学びとは一味違う、貴重な経験ができるはずです。

本サイトでは他にも学生の皆さんに読んでほしいインターン関連のコラムを多数公開していますので是非ご覧ください。

▼スポーツ業界のインターンはこちら

 

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