ここ数年で、スポーツブランドにおけるブランディングは大きな変貌を遂げました。 そこには、コ…
【新卒採用】ベンチャー企業に入ると本当に後悔するのか
「新卒カード」
皆様はこの言葉を聞いたことがありますか?
多くの学生が、この「新卒カード」を使用して大手企業の就職を目指しています。
その一方で、日本には数多くのベンチャー企業が存在します。
新卒カードを使わずにベンチャー企業に入るなんてもったいない!
そういわれがちな現在の世の中ですが、新卒で大手企業ではなくベンチャー企業に入ると、本当に後悔するのでしょうか。
今回は、新卒でベンチャー企業に就職する際に知っておきたいことをご紹介してきます。
ベンチャー企業とは?
ベンチャー企業とは、革新的な技術やアイデアを実践し、新しいビジネス領域に挑戦している企業のことを指します。
はっきりとした定義があるわけではありませんが、その多くが中小的な規模であり、設立してから数年であることが多いです。
大手企業のようにネームバリューがあるベンチャー企業は少ないですが、その分企業理念や事業内容に共感する人を積極的に採用する傾向にあります。
ベンチャー企業に新卒で入社するメリット・デメリット
メリット
①任される仕事の幅が広い
ベンチャー企業の特徴の一つに、従業員数が少ないということが挙げられます。少ない社員数で会社を回すためには、それぞれの社員が沢山の業務を担う必要があります。新卒で入社したばかりの社員だとしても、任せてもらえる仕事の幅は大きくなるでしょう。
②自己成長しやすい
一人一人がきちんと業務を進める必要があるため、任される業務の裁量が大きくなる傾向にあります。その分責任重大ではありますが、速いスピードの自己成長が見込まれます。
さらに成果が業績につながりやすいため、自分の成果をしっかり把握することができ、自身の成長曲線がわかりやすい環境にあると思われます。
③経営者との距離が近い
ベンチャー企業では、大企業と比べて経営者との距離が近いことが多いです。大企業では役職ごとの部屋があるなどなかなか会いにくいことがありますが、ベンチャー企業ではオフィスも狭く同じ部屋で仕事をしていることも珍しくありません。中には同じ業務を取り組むこともあるため、風通しのよく接しやすい環境が整っていると言えるでしょう。
デメリット
①待遇面は大手に比べると劣る
ベンチャー企業は大手と比べると待遇が不十分な場合があります。業績が安定しておらず、給与や福利厚生が影響を受けやすいことが原因です。また、教育制度が不完全な企業も多く、自分自身で考えていかなけばならないことも多いため苦労するかもしれません。
②オーバーワークになることも
人数が少ないことによるメリットもたくさんありますが、言い換えれば人手不足だという事にもなります。仕事が多く残業が増えるなどハードワークになる可能性があるでしょう。
新卒でベンチャー企業は後悔するのか
ベンチャー企業の特徴やメリット・デメリットを理解していただいたうえで、「新卒で大手企業ではなくベンチャー企業に入ると本当に後悔するのか」という疑問に答えていきたいと思います。
まず、多くの人が新卒でベンチャー企業に入るのはもったいないと言う理由は「新卒カード」にあります。
日本では現在多くの企業が新卒採用一括方式を導入しています。新卒向けの選考スケジュールを組み、新卒向けの情報を提供するなど、就活において新卒だということは有利になります。
この有利な状況を私たちは新卒カードを呼んでいるわけですが、特に大企業において新卒カードはとても大きな力になります。大手企業は新卒採用をメインとするところが多く、中途採用ではとびぬけたスキルを持っていない限りは採用が難しい状況になります。
また新卒採用は育てることが前提で、個々のスキルよりも性格や熱量を評価してもらえることが多いです。即戦力として求められている中途採用とは最初のハードルが違うということになります。
以上の点から、多くの人は新卒カードは大企業に使うべきだと考えるのです。
―――
ここまで書きましたが、では新卒カードをベンチャー企業に使うのは後悔するのでしょうか。
結論から申し上げますと、後悔するかどうかは人によると思います。
大企業には大企業なりの良い点がありますが、ベンチャー企業にもならではの良い点が沢山あります。そのうえで重要になってくるのは、自分とその会社が本当に合っているのかということです。企業理念や業務内容が自分の将来像と合っているのか、やりたいことができるのかをよく考える必要があります。
そのうえで、やはり希望する企業がベンチャー企業であるというならば、選択肢の一つとしては良いのではないでしょうか。
ベンチャー企業に新卒で入るにあたって知っておきたいこと
最後に、ベンチャー企業に入るにあたって知っておきたいことをご紹介させていただきます。
ベンチャー企業はそれぞれの理念やビジョンを掲げています。これらに共感してくれているかを採用基準の一つとする企業が多いため、まずはよく読んでおきましょう。理念やビジョンを知ることで、その企業がどんな会社なのかをある程度知ることにも繋がります。
また、多くのベンチャー企業では学生インターンを募集しています。
インターンシップに参加することで、各企業の雰囲気や業務内容を知ることができます。また、そのまま採用試験に進めることもあるため、参加してみるのが良いではないでしょうか。
ベンチャー企業のインターンシップに関して、詳しくはこちらの記事をお読みください。
まとめ
新卒カードをベンチャー企業に使うと後悔するか。
一概に「はい」とも「いいえ」とも答えることはできませんが、入りたいベンチャー企業が自分に合っているかどうかがこの質問の解答を大きく変えることになるでしょう。
皆様が悔いのない企業選びができるよう、この記事が少しでも参考になれば幸いです。
当サイトでは他にも新卒採用に関する様々な記事を掲載しているため、ぜひご覧ください。