インターンシップにお礼状は必要?書くときのポイントとは?

インターンシップにお礼状は必要?書くときのポイントとは?

投稿日:2023年4月15日 更新日:2023年12月18日

インターンシップ関連

今や大多数の学生が就活時に経験するインターンシップでは、実際の業務を体験したり、社員の方の生の声を聴けたりと大変貴重な経験を積むことが出来ます。そのような経験を積ませてもらった感謝を企業側に示したいという人も少なくないのではないでしょうか。

そのうちの一つが、「お礼状」です。

しかし、お礼状という言葉は聞いたことがあるけれども、実際にどういうものなのか、どのような形式で作成すればいいのかなどわからない点が多いという人が大半でしょう。

この記事では、お礼状の必要性や、書くときのポイントをご紹介いたします。

是非インターンシップに参加する際の参考にしてみてください。

インターンシップ後のお礼状は必要?

インターンシップ後にお礼状を送る必要はあるのでしょうか。

結論から申し上げますと、必須ではないが、送った方が良い!です。

事実、インターンシップ後のお礼状は出していない人が大半ですので、出さなかったからと言って評価が落ちるといったことはないです。一方で、出さないより出した方が心象は間違いなくいいです。今現在迷っている方にはぜひお礼状を出すことをお勧めします。(※お礼状を出すことはなくても、口頭などできちんと感謝を伝えるようにしましょう。)

お礼状で気持ちを伝えるということは、マナーとしても良いため、企業も良い印象を受けます。インターンのプログラムの中でいまいち存在感を発揮できなかった人ほど、お礼状を送ることによって自分の印象を残せる可能性があります。また、お礼状を出すことで志望度をアピールすることもできるでしょう。

結局就活はその企業と縁があるかないかだといいます。インターンに呼ばれたという縁を生かすためにもお礼状を出してみましょう。

お礼状は手紙とメールのどちらが良い?

お礼状といわれると、封筒に包まれた仰々しい封書をイメージする方は多いと思います。ですが、インターネットが普及した現在お礼状もメール形式のものが増えてきました。特段こだわりのない方は、メール形式をお勧めします。

ですので、メール形式と手紙形式のどちらが良いという決まりはありません。

あくまで、お礼状というのは企業に感謝を伝えるための「手段」であるため、自分の気持ちをきちんと伝えることを意識しましょう。

お礼状を出すタイミング

お礼状を出すタイミングとしては、できるだけプログラム終了から時間が空けずに送るのが無難です。

理想としては、インターンの最終日の翌日に出せると良いでしょう。ただ、時間帯は注意すべきです。

特にメールでお礼状を送る場合、深夜の時間帯に送るのは避けましょう。

メールは相手が見たい時に見れるためいつ送っても構わないと思われがちですが、深夜のメール受信の通知音などで迷惑をかけてしまうかもしれません。

そのため、できる限り就業時間中のタイミングにメールを送るようにしましょう。

お礼状の書き方とは?

メールでのお礼状の書き方

メールの場合は下記の項目に沿って書くようにしましょう。

①宛先

送り先のメールアドレスになるので、間違えないようにしましょう。

②件名

「インターンシップ参加のお礼(〇〇大学 田中太郎)」のように、件名を見ただけで、「何の用件か」「誰から送られたものか」が分かるような件名が望ましいです。

③宛名

例えば、「〇〇株式会社 人事部 △△様」というように、「会社名」「部署名」「担当者の名前」を書くようにしましょう。

もし、インターンシップの際に、特定の社員の方が担当してくれた場合には、その方宛に送るとなお良いです。

名前がわからない場合には、採用担当者様として送るのが無難です。

④本文

まずインターンに参加した日時、大学名、学部名、氏名を書き、続いてインターンに参加させてもらった感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。

その続きに、「インターンシップに参加させてもらえたことのお礼」「インターンシップを通じて感じたこと」を感想として具体的に書くようにしましょう。

合わせて、選考に進みたい旨や、志望している旨を記載しておくと、より本気度が伝わります。

⑤署名

「大学名」「名前」「連絡先(電話番号やメールアドレス)」は忘れないように入れましょう。

自動で署名が挿入される設定をすることができるため、使っているメーラー(GmailやOutlook)の設定をしておくと忘れることはありません。

手紙でのお礼状の書き方

手紙でのお礼状は、メールと違い項目が多くなりますので注意が必要です。

①頭語

頭語は、手紙の一番先頭に書く言葉のことです。本文の後ろに書く結語とセットで使います。

一般的には頭語が「拝啓」、結語が「敬具」とすることが多いです。

②挨拶

「貴社ますますご繁栄のこととお慶び申し上げます」がよく使われている挨拶文です。

また、ここで「先日インターンシップに参加した〇〇大学の田中太郎です」というように一文入れておきましょう。

③本文

メール同様に、「インターンシップに参加させてもらえたことのお礼」「インターンシップを通じて感じたこと」「志望している旨」を中心に書くようにしましょう。

④結び

挨拶と同じような形ですが、「貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます」という言葉がよく使われることが多いです。

⑤日付

手紙では日付を記載することがあります。

多くの場合、「手紙の投函日」を記載することが一般的です。

⑥署名

「大学名」「名前」「連絡先(電話番号やメールアドレス)」の書き忘れがないようにしましょう。

⑦宛名

メールと記載箇所が異なることがありますが、忘れずに「会社名」「担当者名」を記載しましょう。

お礼状を書くときの注意点とは?

①誤字

手紙やメールでお礼状を書いたときは必ず見直しをしましょう。

特に「会社名」や「担当者名」の間違いは非常に失礼となるため、何度も見直しが必要です。

また、手紙の場合、誤字があった際には、必ず書き直しをすることが大事です。

修正テープなどの利用はマナー違反ですので、大変だとしても書き直しをしましょう。

②テンプレートの流用

なんと書いていいか分からないかといって、インターネットで検索したテンプレートをコピペしたり、誰かが書いた内容を真似するのはNGです。

大事なのは感謝の気持ちを伝えることですので、インターンシップを通じて感じたことをきちんと自分の言葉で書くことが大事です。

いくらテンプレートだと丁寧な文章が書けるとしても、それらはすぐに分かってしまうため、かえって印象が悪くなります。

まとめ

インターンシップ参加後のお礼状は、手紙かメールで出すことで、参加企業に対しても良い印象を与えることができます。

しかし、ただお礼状を出せばいいというのではなく、きちんと自分の言葉で感謝と学んだことを伝えることが大事です。

また、できる限りインターンシップ参加直後に送るようにし、志望意欲の高さを伝えましょう。

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