インターンシップは参加するならいつ? 参加時期を考えてみよう! インターンシップは企業によ…
インターンはいつから始める?募集時期・参加時期をご紹介
就活が本格的に始まる前に、インターンシップに参加しようと考えている学生も多いと思います。ここではインターンシップの実施形態やそれぞれの募集時期・参加時期について解説していきたいと思います。
インターンシップとは?
インターンシップ(インターン)とは「企業・団体での就業体験」のことです。
インターンシップに参加し、実際の業務やそれに近い体験をすることで、その企業や業界・職種、社会全体への理解を深めることができます。
社会に出る前に経験しておくことで、実感を伴った企業研究、業界研究、自己分析ができ、納得のいく企業選びに繋げることができます。
インターンシップの実施形態は大きく4つ
インターンはプログラムごとに種類・特徴が異なり、企業によっても様々ですが、概ね下記の4つに分類されます。
種類・形式 | 期間 | 特徴 | こんな人におすすめ |
セミナー型 |
1Day / 短期 (数時間〜半日もあり) |
・企業説明 ・選考なし ・オンライン開催 |
・業界研究、企業研究に役立てたい人 |
職場見学型 | 1Day / 短期 |
・工場や事務所などの職場見学 ・職場体験 ・社員の話を聞く ・特定の企業に関する知見を深めたい |
・特定の企業に関する知見を深めたい人 |
グループワーク型 | ・1Day / 短期 | ・実務に近いテーマをグループで解決 |
・業界や企業に対する自分の適性を知りたい人 ・グループワークやディスカッションから業務の内容を知りたい人 |
実務型 | ・3カ月以上の長期 |
・3カ月以上の長期 ・社員同様に実務をこなす |
・特定の企業や職種で志望している人 ・企業に適性があるか直接知りたい人 ・実務の中でスキルを身につけたい人 |
長期インターンの場合は、給料が発生したり採用に有利になったりと、短期プログラムとは違う趣旨であることが多いです。
インターンシップにはいつから参加できる?
参加が多いのは3年生の時
インターンシップは就活が始まる前の大学3年生の6月頃から大学4年生の3月頃までに行われるのが一般的です。3年生は学業も忙しい時期のため、夏と冬の長期休暇を利用してインターンに参加する学生がほとんどです。
1,2年生でも参加できるインターンもある!
最近では学年や学部・学科を問わず、学生であれば参加可能なインターンも多数開催されています。大学1年生や2年生でも参加することができますが、授業などの優先すべき事項もあるため、無理のないタイミングで参加するをおすすめします。
ピークは8月と2月!インターンシップの開催時期
インターンの開催は企業によって様々となり、年中募集している企業もあれば、夏・秋冬など特定の時期だけ、という場合もあります。
主に夏休みの期間中に開催されるインターンシップは「サマーインターン」と呼ばれます。夏インターンは企業の選考の場というより企業PRの側面が強く、事業内容などを説明して興味を持ってもらうことを主な目的としています。
サマーインターンシップの募集時期・開催時期 | |
募集開始~締切 | 5~6月前後 |
インターン開催 | 7~8月前後 |
秋冬に開催されるインターンシップは「ウインターインターン」と呼ばれます。ちなみに秋冬インターンは本格的な選考開始時期と近いこともあり、内定直結型のものが多いという特徴があります。
ウインターインターンシップの募集時期・開催時期 | |
募集開始~締切 | (秋)9〜10月前後(冬)10~12月前後 |
インターン開催 | (秋)年内(冬)2~3月前後 |
いずれも締切ギリギリで準備をすると、満足なエントリーシートができない、締切日時を過ぎてしまうなど、実力を発揮できない可能性があります。早めに準備をはじめて余裕をもってエントリーしてくださいね。
上記の募集期間・開催期間は目安です。エントリー開始時期や開催時期は企業・団体によって異なるので、募集期間を逃さないように適宜情報収集することをおすすめします。
インターンシップ先企業を選ぶときのポイント
インターンシップを開催している企業は増加しており、開催期間が大学の長期休暇などの短期間に集中しやすい傾向があるため、計画的に参加しないと参加するインターンが多すぎて一つ一つに集中しきれなかったり、反対に少なすぎて不完全燃焼で終わってしまったりする可能性があります。そのため、事前に自分のスケジュールと相談しながら参加計画を入念に練っておきましょう。
興味のある企業が見つかっている人は、その企業の公式サイトでお目当ての企業がインターンシップを開催しているか確認しましょう。
業界や職種が決まっている人は、インターンシップ情報のポータルサイトなどから調べると良いでしょう。
就活情報サイトやインターンシップ情報サイトでは、さまざま条件で企業のインターンの情報を絞り込むことができます。日程や開催場所だけではなく、プログラムの内容も記載されているので、自分の目的や条件に合うインターンシップを探しやすいです。
興味がある業界がわからない、あるいは絞れないときは、「エリア」や「インターン日数」などの条件で探してみることをおすすめします。興味のある業界や、やりたいことが見つかっていない方でも、条件やプログラムの内容で判断して参加してみることで、業界研究や自己分析に役立つことと思います。
インターンシップの選考の流れ
人気企業のインターンシップでは、人数制限などの観点で選考が行われる場合も多いです。応募書類を提出し、個人面接や集団面接・オンライン面接などを受けるのが一般的な流れです。応募の締め切りは通常、インターンシップ開催の1ヵ月ほど前に設定されており、夏のインターンシップでは6月上旬を応募期限としている企業も多いので注意が必要です。
面接時の身だしなみやマナーにも気をつけましょう。企業が指定する服装などをよく確認し、清潔感や参加する誠意が伝わるような身だしなみを心掛けましょう。
また、応募書類・エントリーシート(ES)の内容をもとに質問されることもあるため、自分が何を書いたのかを確認しておき、深掘りされそうな内容は予め対策しておきましょう。
企業によってはインターンシップの選考でグループワーク・グループディスカッションが行われることがあります。グループワーク・グループディスカッションとは、複数人のグループで与えられたテーマについて議論し、その結果を発表するというワークです。グループワーク・グループディスカッションが選考に含まれる場合、対策しておくことをおすすめします。
参加前に準備すべき業界・企業研究やその他
前述の通り、インターンシップは「企業・団体での就業体験」ですが、事前準備をして万全の状態で臨むことで、より有意義な体験につなげることができます。
業界・企業研究
まず、インターンシップに参加する業界や企業については事前に調べておくことが基本です。具体的にどのような事業を展開しているのか、どのような知識・スキルを得られるのか、企業の公式HPなどで確認しましょう。経営状況や業績を株主・投資家に向けて紹介している「IR情報」にも目を通しておくと良いでしょう。
目的を明確にして参加する
あなたがインターンシップに参加する目的を明確にしましょう。どんなプログラムが行われるのかを事前に確認し「その企業(業界・職種)で必要な知識・スキルは何かを学ぶ」「対人コミュニケーションを克服する」「参加学生や社員との繋がりを広げる」など、目的を明確にすることで、有意義に時間を過ごせるはずです。
身だしなみ
選考と同様、企業が指定する服装や髪型などをよく確認し、清潔感や誠意が伝わるような身だしなみを心掛けましょう。
持ち物、集合場所の確認
ノートや筆記用具は必須です。配布物も多いのでクリアファイルなどを用意しておくと役に立ちます。
また、当日は遅刻しないように集合場所や移動経路・所要時間もしっかり確かめておきましょう。
自己紹介
「名前」「大学名」「サークル」などに加え自分が現在取り組んでいることや将来の目標などを交えた自己紹介も考えておきましょう。 他のインターンシップ参加者や企業の方に自分という人となりを知ってもらいましょう。
お礼の連絡を忘れずに
インターンシップ終了後、まずは企業へお礼の連絡をしましょう。プログラムが終了した日の夜、または翌日の午前中までに、インターンシップ先企業へお礼のメールを送ってください。インターンシップに参加させてくれたことへのお礼と感想、そして今後の成長にどうつなげていくか、といったことを書きましょう。
さらに丁寧な形で感謝を伝えたい方は、お礼状を郵便で送っても良いです。
振り返りを行う
インターンシップ中の自分の行動や、考えたこと・感じたことを記録しておきます。事前に考えていた目的が達成できたかを振り返り、自己評価すると良いでしょう。インターンシップ中に考えたことや感じたことを整理して自己分析を深めたり、次のアクションにつなげていきましょう。
振り返ってわかったことを、家族や友人に話してみることも有意義です。誰かに話してみることで頭の中が整理され、よりよ。インターンシップでの成長体験を話せるようにしておけば、1つのエピソードとして就職活動にも役立てることができるはずです。
まとめ
インターンシップは企業や業界についての理解を深める非常に良い機会となります。余裕があれば業界や職種などを変えて、できるだけたくさんのインターンシップに参加することをおすすめします。自分の目的にあったインターンシップを経験して、自分の成長につなげていきましょう。