【優良インターン情報有り】報酬がもらえるインターンとは?

【優良インターン情報有り】報酬がもらえるインターンとは?

投稿日:2023年6月26日 更新日:2023年7月12日

インターンシップ関連
コラム

インターンシップ(以下、インターン)といえば、就活の時期に参加する短期インターンが一般的でしたが、近年では報酬がもらえる長期有給インターンも増加しています。さらに、短期の有給インターンも登場しています。

インターンの形態が多様化した今、報酬が出るインターンと出ないインターンの違いや有給インターンの探し方がイマイチ理解できてない学生の方も少なからずいると思います。

そこで今回は、インターンで報酬が発生する理由や報酬の種類、そして短期の有給インターンを募集している企業の事例について解説します。

インターンで報酬が発生する理由

報酬がもらえるインターンの多くは1か月~1年の中長期インターンです。同じインターンでも報酬が出るものと出ないものに分かれるのはなぜでしょうか?

旧労働省のインターンに関する行政通達がとても参考になります。通達(平成9年9月18日基発第636号)では以下のように述べられています。

 一般に、インターンにおいての実習が、見学や体験的なものであり使用者から業務に係る指揮命令を受けていると解されないなど使用従属関係が認められない場合には、労働基準法第9条に規定される労働者に該当しないものであるが、直接生産活動に従事するなど当該作業による利益・効果が当該事業場に帰属し、かつ、事業場と学生の間に使用従属関係が認められる場合には、当該学生は労働者に該当するものと考えられる。

つまりインターン生が労働者に該当するかどうかを判断する際にまず重要になるのが、インターン生とその管理者(社員)の間の使用従属関係の有無です。インターン生が社員の指示を受けて業務を行っている場合は使用従属関係が認められますし、反対にインターン生が社員の依頼を拒否して自由に業務を遂行している場合はその使用性は弱くなります。

またインターン生が行った業務の利益や効果がその会社に帰属しているかどうかもインターン生が労働者かどうか(=報酬をだす必要があるかどうか)を判断する際の大切なポイントとなります。この点が有給インターンの大半が長期のものである理由につながります。

長期インターンは活動期間の長さを生かして、インターン生を「お客さん」ではなく「会社の戦力」として考え、営業やマーケティング、商品開発などの実践的な業務を依頼します。そのような業務は自明に企業の利益に直結するものであり、インターン生を「労働者」に該当すると考えるのがふさわしいでしょう。

一方短期インターンは経営者の講演会や学生を中心としたグループワークと社員によるフィードバックなど、短期間での学生の成長を第一に考えたプログラムになっていることがほとんどです。そのようなプログラムは学生の成長という点で、長期的にみれば企業の利益と捉えることもできなくはないかもしれませんが、プログラムにかかる費用や社員の稼働が発生するという点で、短期インターンは企業にとっては基本的に利益が得られない活動ということができます。そのため、主に大学3年生が参加する短期インターンでは報酬が発生しないことがほとんどです。

▼インターンの選び方はこちらの記事も参照するのがおすすめです。

【就活生必見】インターンシップはこうやって選べ!!

報酬の種類

インターンで発生する報酬にはいくつか種類があります。結果的に無給になってしまう報酬形態もありますので、有給インターンを選ぶ際には必ず報酬形態を確認してからエントリーするようにしましょう。

①時給型

近年では、この形態が一番多くなっています。1,100円~1,500円が時給の相場ですが、プログラミングスキルや映像編集技術を持っているとやや高くなるケースが多いです。また、成果や勤務時間によっては昇給の機会もあります。

②日給型

時給型と比べて数は少ないですが、働いた日数に応じて給料が支払われるタイプのインターンもあります。ただしこの時給形態の場合、どれだけ働いても一日にもらえる給料は変わらないことに注意が必要です。また、この給料形態のインターンでは企業が一日の最低勤務時間を設定しているケースがほとんどです。

③成果報酬型

最近増加しているのがこの形態です。営業や新規開拓が活動の中心になるインターンに多く見られます。「1つの契約につき〇〇円」「1つのプログラムにつき〇〇円」などのように報酬が設定されており、成果を出せばその分多くの報酬がもらえる一方で、全く報酬がもらえず、実質「ただ働き」となるケースもあります。

この報酬形態は良くも悪くも自分の実力が試されるので、モチベーションの高い人におススメです。また基本給が時給や日給で設定されており、追加で成果報酬が設定されているケースもあります。

▼インターンの給料についてもっと知りたい場合はこちら

インターンシップでお給料はもらえるの?

短期有給インターン事例

短期のインターンでも報酬が発生する場合もあります。ここではそんな短期有給インターンをいくつか紹介します。

①実際に建築!3Days Design Championship 2023(オープンハウス)

不動産業の株式会社オープンハウスグループは建築系の学科に所属している学生を対象に実際に3日間でグループで住宅を設計してもらい、コンペ形式で優勝チームを決定します。そして優勝チームには賞金50万円が贈呈されるとともに、設計した住宅は実際に建築され、販売されます。

三日間と短期間のであり、複数日程開催されるため、非常に参加しやすいプログラムとなっています。また優勝できなくても、実践的な住宅設計は非常に貴重な経験となります。

▼株式会社オープンハウスのインターンエントリーはこちらから

https://job.mynavi.jp/25/pc/corpinfo/displayInternship/index?optNo=tSW-q&corpId=211325

②〈理系学生対象〉SUMMER INTERNSHIP(日本製鉄)

日本最大手の鉄鋼メーカーである日本製鉄株式会社は理系学生を対象に約二週間のサマーインターンを開催しています。このインターンでは約300のテーマが用意されていて、それぞれのテーマで計画から実行、評価までを体験することができます。そして一連の活動について現場社員からのフィードバックを受けることができます。また、このインターンは日当として1,200円が支給されます。

▼日本製鉄株式会社のインターンエントリーはこちらから

https://job.mynavi.jp/25/pc/corpinfo/displayInternship/index?corpId=9&optNo=T-pQz

③Business Contest(LINE)(※2023年度の受付は終了しました)

コミュニケーションアプリ「LINE」を中心にインターネット関連事業を中心に展開しているLINE株式会社は、LINEの法人向け事業(LINEを活用したマーケティングなど)における新規事業の立案に挑戦するインターンを開催しています。このプロジェクトでは事業責任者がメンターにつき、実際の業務で意識していることを踏まえたフィードバックを受けることができます。また参加報酬として50,000円が支払われるのに加え、優勝チームには社員と親睦を深める食事会への招待が用意されています。

このように短期有給インターンの多くはコンペ形式、いわゆる成果報酬型になっています。

まとめ

いかがだったでしょうか

本記事ではインターンで報酬が発生する理由や短期有給インターンの募集事例についてご紹介しました。当サイトではスポーツ業界に特化してインターンの募集情報を掲載しておりますので、そちらもあわせてご覧ください。

 

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