学生の皆さんが参加するインターンシップ(以下:インターン)はその開催される期間によって1d…
【大学生必見】インターンシップに参加するうえで必要なマナーとは
ここ数年、大学3年生がインターンシップ(以下、インターン)に参加する確率は急激に上昇しており、2024年大学卒業生の約8割が参加経験があるそうです。一方で、インターンは疑似的な職業体験であり、大学生にとっては参加するにあたって不安な点がたくさんあるでしょう。
そのうちの一つがマナーです。インターン生は能力だけでなく最低限のマナーが備わっているか否かでも評価されることになります。インターンで高評価を獲得し、早期内定につなげるためにビジネスマナーの会得は必須といえるでしょう。
当記事では、大学生のうちはなかなか身に着ける機会がなく、社会人になると急に必要とされがちなマナーについて、インターンにおいて特に心掛けるべき点について紹介します。また、マナーについて一つ一つ挙げていくときりがないので、インターンの勤務前、勤務中、勤務後の3つに分けてそれぞれ解説します。
①インターン参加前に気を付けるべきマナー
事前準備
インターンに実際に参加する日の前日までに、業界や会社についてはある程度下調べしておくようにしましょう。もちろんインターンの選考を通る過程で一度は調べているとは思いますが、複数のインターンに参加される方は特にごっちゃにならないように前日に再度確認しておきましょう。会社のポリシーや創業者などホームページを見てわかる程度で大丈夫です。
身だしなみ
ここでいう身だしなみは主に服装と髪型です。
服装
インターンに参加する際、何も言われていない場合はスーツを着ていくようにしましょう。インターンは職業体験であり、社会人は基本スーツを着て生活しています。しわがつかないようにクリーニングに出したものをなるべく着るようにしましょう。
皆さんが困りがちなのは、「服装は自由です」「私服でお越しください」と言われた場合です。
そのような場合、基本的には服装で減点されることはないですが、アクセサリーをつけたり、女性の場合は露出の多い恰好、男性の場合は革ジャンやジーンズといったラフすぎる格好は避けるようにしましょう。清潔感や上品さを感じられる格好であれば問題ないですので、常識の範囲内で自分の色を出せるようにしましょう。
より詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
髪型
まず髪色は黒が望ましいです。企業によっては多少派手な髪色の方もいらっしゃいますが、黒色で怒られることはまずないですので黒が無難です。就活が終われば髪色もまた自由ですので今のうちは我慢が大切です!!
髪型に関しては男性の場合、清潔感を感じる短めの髪型が好ましいです。女性の場合、髪の長さは特に問われませんがロングヘアの方はゴムで縛ったりしておくと好印象です。男性女性共に言えるのは、前髪が目にかかったり自分の顔が見えないような髪型は悪印象です。
より詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
持ち物
持ち物に関しては確実に事前に企業側から連絡があると思います。最低限必要なものとしては、下記の6つくらいです。
- 筆記用具
- メモ帳
- クリアファイル
- 時計
- 携帯電話
- 鞄
後は企業側から指定があったものに関して忘れずに鞄に入れておけば大丈夫です。
勤務前に必要なマナーとして最低限3つを上げました。どんな業種でも変わらない常識的な要素が強く、これらを怠ると人間性に問題があるとみなされてしまう可能性がありますので注意しましょう。
②勤務中に気を付けるべきマナー
挨拶、言葉遣い
これらもインターンでなくても変わらない最低限のマナーです。出社したとき、外出するとき、戻ってきたとき、他の人が外出するときなど明るくなるよう元気にあいさつしましょう。社内で歩いているときにすれ違った人は、たとえ見知らぬ人であったとしても挨拶しておくのが賢明です。
当たり前ですが、社員の方は自分よりも目上の方ですので敬語が必須です。特にインターンの場合、社員の方とコミュニケーションをとる機会が多くあると思いますが、言葉遣いには気を付けるとともに必要以上になれなれしくするのも逆効果です。近すぎず遠すぎずの絶妙な距離感を意識しましょう。
コミュニケーションの中で相手にお辞儀をすることがあると思いますが、お辞儀の種類については知っておきましょう。
1会釈(15°) 軽い挨拶に使う
2敬礼(30°) 目上の人やお客様に対する敬意を表するときに使う
3最敬礼(45°) 深い感謝や謝罪などの際に使う。
最後になりますが、コミュニケーションの際には相手の目を見ることを普段以上に心がけましょう。
名刺交換
インターンの業務の中で自分の企業、取引先の企業の方であっても名刺をいただく機会があるかもしれません。大学生の方の場合名刺を持っているという方は少ないとは思いますが、名刺は人の顔を表すものですので、決して雑に扱わないようにしましょう。
受け取る際には立ち上がり、相手の会社名と名前を指で隠さないように胸の高さでまず受け取ります。その後、相手の会社名と氏名を復唱した後、「ちょうだいいたします」と一言付け加えましょう。名刺はポケットにしまったり折り曲げたりしてはいけません。
渡す際も同様に、自分の会社名と名前が隠れないように端を両手で持ち、胸の高さで自分の会社名と名前を伝えた後、「どうぞよろしくお願いします」と付け加えて渡すようにしましょう。上司に紹介された後に渡すのがマナーですので注意してください。
電話、メール
電話
電話で話すうえでまず意識してほしいのは、目の前に相手がいるつもりでしゃべることです。笑顔でハキハキと話すことで、声から相手側に感情が伝わり好印象です。電話をするうえで意識してほしい点は主に3つです。
- 出て一言目は「もしもし」ではなく「いつもお世話になっております」
- 二言目で自分の会社名と名前を名乗る
- 社内の人間には「さん」や役職名を付けない
インターンにおいて電話対応を任されることはあまりないかもしれませんが、インターン先に電話しなくてはならない事態(電車の遅延など)は起こりうるので知っておくようにしましょう。
メール
メールはとにかく早く返信することを心掛けましょう。社会人はレスポンスの速さが必須です。
詳しいメールの書き方はこちらの記事をご参照ください。
業務をするうえで
まず当たり前ですが時間厳守です。始業前10分には席につき仕事を始められるようにしておきましょう。万が一遅れる場合はメールではなく電話で報告しましょう。あまりにも早く着きすぎるのも企業側に負担になってしまいます。早く着きすぎてしまった場合、カフェなどで時間を調整するのが良いでしょう。
初回勤務時には、自己紹介をする機会があると思います。企業への感謝の気持ちを込めて元気よく話すことが大事です。
スマホはマナーモードに設定し、必要な時以外極力触れないようにしましょう。
それぞれの企業のインターンの形式次第で任される業務は変わってきますが、社員の方への報告・連絡・相談は忘れないようにしましょう。勝手に判断して作業を進めるのは最悪です。
また、社員の方に質問をする際は「どうすればよいですか」といった質問よりも「こうしてよいですか」といった形で提案する形で質問するのが好印象です。結論を先に話、理由や自分の考えを後から話すよう心がけましょう。
社員の方から呼び出されたときは業務を中断して元気よく返事をし、メモを準備して向かうようにします。意欲的な姿勢は高評価ですので、些細なことでもメモを取りましょう。
③インターン参加後に気を付けるべきマナー
「家に帰るまでが遠足です」ではないですが、インターン参加後にも気を付けるべきポイントがいくつかありますので紹介します。
まず、勤務の中で企業から借りたものがある場合は忘れずに帰すようにしましょう。勤務後の不注意で印象を下げてしまっては笑えません。
最後になりますが、インターン期間が終わったら、早めにお礼状を出すようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
当記事ではインターンに参加するうえで必要なマナーについて解説してきました。
ここまで読んでくださった皆さんはお気づきかもしれませんが、新たな知識が必要というよりかは、あいさつや丁寧な連絡など、日常生活でも大切とされるマナーが多くを占めています。これら礼儀的側面は意識すればだれでも変えられるものですので、明日からでも少し意識して生活してみてはいかがでしょうか。
当記事でもいくつか紹介しましたが、当サイトではインターンにまつわるコラムを数多く掲載していますので気になった方はそちらもご覧ください。