1dayのインターンシップには行く必要がない??

1dayのインターンシップには行く必要がない??

投稿日:2023年6月13日 更新日:2023年7月12日

インターンシップ関連
コラム

学生の皆さんが参加するインターンシップ(以下:インターン)はその開催される期間によって1day、短期、長期と分けることができます。

それぞれの特徴についてはこちらの記事で紹介していますので是非ご覧ください。

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今日において、1dayのインターンは企業説明会に近いものになってしまうケースが多いため、「インターン」という名称を使うべきではない!といった意見も見受けられます。(当記事では1dayもインターンの一つとして進めていきます)果たして1dayのインターンは学生にとって全く価値のないものなのでしょうか。

今回の記事では、現在では学生の約6割が参加しているという1dayのインターンに絞ってそのメリットやデメリットについて解説していきます。

1dayインターンとは

本題である1dayインターンの有用性について触れる前に、1dayインターンの定義について確認しておきましょう。

1dayインターンとは、その名の通り一日限定のインターンのことです。中には数時間で終わってしまうものから、1日かけるものまで範囲は幅広いですが、1日以内に終わるものであればみな1dayインターンといえるでしょう。

企業側からしても、開催期間が短いため準備が大変でないというメリットがあります。そのため、大企業だけでなくベンチャー企業や中小企業も1dayのインターンだけ開催しているといった企業は少なくありません。

1dayインターンの種類

1dayインターンの種類は主に3つに分けられます。

①説明会・セミナータイプ

就活解禁直前の3年生を主に対象としたもので、会社説明会と形式としてはほぼ同じなものです。会社の方など関係者の話を聞く座学がメインです。また企業によっては説明会終了後、実際に社員と対話する機会として座談会を設置したりする企業も増えています。すでに内定をもらい来年での入社が決まっている方に協力してもらう形をとる企業も多いです。インターンのルール改正によって、厳密にはこのタイプは「インターン」とは定義されなくなりました。

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②見学・体験タイプ

社員の方が働く実際の職場を見学して回ったり、少し体験することが出来るプログラムを指します。実際にその企業で働くイメージが付きやすいプログラムだといえるでしょう。特に研究職や技術職を志望している学生の方は志望企業の研究設備や製造設備を実際に見てみると良いのではないでしょうか。

③ワークショップタイプ

参加した学生同士でグループを組み、企業側が設置した課題・テーマに対してディスカッションやワークを重ねて解決策を考えるといったタイプのプログラムのことです。複数日にまたがるインターンで主に開催される形式ですが、1日で行ってしまう場合もあります。学生は集団の中で力を発揮する能力をアピールする絶好の機会といえるでしょう。

1dayインターンは果たして無価値なのか

今回の記事の本題である1dayインターンの重要性についてですが、結論から言うと「人による!!」という一言に尽きます。

もう少し詳しく解説すると、まだ志望業界を決めておらず、幅広い企業を見て回りたい人にはおススメできますし、すでに志望業界がはっきりしていてインターンで優遇もしくは内定を勝ち取りたい!!という人には不向きです。ここからは1dayインターンのメリットとデメリットについて詳しく見ていきます。

メリット

・企業研究につながる

1dayインターンでは給料こそ出ない場合が多いですが、社員さんの話を実際に聞いたり、社内を実際に見学したりすることで、ネット検索やYouTube動画では分からない会社の仕事内容や職場の雰囲気などを知ることが出来ます。実際に会社を受けるにあたって、志望動機を書いたり実際の面接の際に役立つ情報が得られます。周りと志望動機などで差別化するという観点から考えると、1dayインターンは有用でしょう。

・参加のハードルが低い

1dayインターンは選考を行わずだれでも参加できるといった形式のものが多いです。そのため、比較的予定を気にせずに空いている日に気軽に企業研究を進めることが出来ます。複数日のインターンになると対象学生が就職活動解禁直前の3年生のみになる場合が多いですが、1dayの場合学年を問わず参加できる場合もあります。1,2年生の間に1dayインターンに参加し、3年生までに希望業界、職種を絞るといった使い方もできるでしょう。

・複数の企業を受けられる

1dayインターンの場合複数日にまたがって活動するインターンに比べ、より多くのインターンに参加することが出来ます。自分の志望業界がはっきりと決まっていない方はより多くの企業や業界を見ることのできる1dayインターンを数多く受けるのがおすすめです。

・他の就活生と情報交換できる

1dayインターンはその性質上多くの就活生が集まります。同じ会社や業界を目指す就活生が周りにたくさんいる環境はそう多くありません。周りの就活生と積極的にコミュニケーションを取ることで、会社に関する情報の交換など相談できる仲間が増やせる良いきっかけになるのではないでしょうか。

デメリット

・実務の充実度が低い

1dayインターンの場合、実務体験が出来ても従来の業務の一部分となってしまうでしょう。実務体験を通して「スキルを身につけたい、自己成長したい」といった目的でインターンに参加する方には1dayインターンは不向きです。長期インターンを募集している企業であれば、そちらに申し込んでみてはいかがでしょうか。

・内定に直結しない

2025年卒対象のインターンから採用直結インターンが解禁されました。これまで、表向きにはインターンの参加不参加は採用には直結しないと多くの企業は説明していましたが、今年からは制約がなくなります。よってより多くの企業がいち早く優秀な学生と接触するためにインターンを活用した採用を行うようになるでしょう。しかし、1dayインターンはその性質上、内定に有利に働く、優遇があることはほとんどないです。インターンを活用して早期に内定or本選考優遇が欲しいという方は、複数日あるタイプのインターンに応募しましょう。

1dayインターンに参加するうえで大切なこと

・参加目的を明確にする

・主体的に行動する

ここまで解説してきた通り、1dayインターンはメリットとデメリットがはっきりと分かれています。1dayにただ何となく参加するだけではあっという間に時間は過ぎてしまうでしょう。自分がインターンに参加する目的は「業界研究」なのか「スキルを身につけること」なのかなど、目的を明確にしましょう。また、プログラムは人の話を聞く時間が長いですが、その中で周りの就活生とコミュニケーションをとったり社員の方に質問したりなど、積極的かつ主体的な行動が求められます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

記事の内容をまとめると、1dayインターンは「志望業界が決まっておらず、業界に関する知識がない」「部活や長期インターンの関係で日程調整が難しい」といった人にお勧めで、「業務を通じてスキルアップしたい」「インターンを通じて内定・本選考優遇が欲しい」というような人には不向きです。

ぼーっとしているとあっという間に時間は過ぎていきます。1day、短期、長期インターンそれぞれの違いを踏まえた上でインターンは積極的に応募してみましょう。当サイトではインターンにまつわるコラムを数多く掲載しておりますのでそちらも参考にしていただけると幸いです。

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